読んだ本などのブログ記事
読んだ本など(ムラゴンブログ全体)-
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今年生誕100年を記念して、新潮社より安部公房の文庫本がなんと30年ぶりに発売されました。 ひとつは未完の長編「飛ぶ男」、もうひとつは初期短編集の「題未定」です。 (霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―(新潮文庫) 新潮社 Digital Ebook Purchas 「飛ぶ男」の方は単行本で... 続きをみる
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現在私は定職には就いておらず、時間をいろいろなことに使えます。 自分を勤勉とは全然思っていなくて、こうなったのも生来の怠け者気質の為せる技なんだろうなと思います。 余った時間を有効に使う手段のひとつに『読書』があります。 図書館に行けば色々なジャンルの、それこそ読み切ることが不可能なぐらいの蔵書が... 続きをみる
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この並木良和という人の本、なんとなく気になったので、読んでみました。 ほら 起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ 風雲舎 Digital Ebook Purchas 最近世の中に溢れているXデー、終末論などの全容が知りたいと思い、読み進めて行きました。 まず、やはりこの地球は人類の修行の場のようになっ... 続きをみる
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芥川賞を取った市川さんの、『ハンチバック』、読了しました。 ハンチバック (文春e-book) 文藝春秋 Digital Ebook Purchas 先天性の難病で介助を受けながら生活している女性の、現実世界へのカウンターパンチ、といった内容です。 女性が主人公になっている作品ということで、こちら... 続きをみる
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最初に断って置きますが、もしこのストーリー展開が好きな方がいましたらお詫び申し上げます。 こういう軽めの「なろう系」という物語が人気だそうです。ストーリーもスラスラと展開して面白いのでしょう。 ちなみに私は全然読んでいません。読んでもいないのにこんなことを言うのはなんですが、こういう意味のない転生... 続きをみる
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内田樹さんの、『生きづらさについて考える』を読みました。 生きづらさについて考える【毎日文庫】 毎日新聞出版 Digital Ebook Purchas 生きづらさといえば、もちろん精神的な疾患、適応障害やうつ、アスペルガー症候群などについてだと思いますが、この著作はそういうものではなく、日本を取... 続きをみる
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こんにちは。 若い頃から読書に興味のあった私は、主に日本の小説を読んで来ました。 いちばん好きだと思ったのは宮沢賢治で、そのあとは井上靖なんかも好きになりました。当時はとにかくお話として面白い本が好きだった気がします。 そして人生について悩み始める頃、今度は太宰治や小難しい思想本などを読むようにな... 続きをみる
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ガルシア・マルケスの、『予告された殺人の記録』を読みました。 予告された殺人の記録 (新潮文庫) 新潮社 本 とある片田舎の町で、実際に起こった事件をもとに書かれた中編です。 主人公がとある恨みで殺害されるまでのわずかな時間を、様々な登場人物の回想も交えて書いた小説で、それを中南米特有の風土なども... 続きをみる
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今日は死ぬのにもってこいの日:ナンシー・ウッド著より 今日は死ぬのにもってこいの日だ。 生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。 すべての声が、わたしの中で合唱している。 すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。 あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。 今日は死... 続きをみる
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こんにちは。 キャンプの帰りに、コメダ珈琲に寄って、読みかけの本を読んでしまいました。 女優の山口果林の、『安倍公房とわたし』です。 安倍公房と山口果林は、劇団をやっている頃から付き合っていたそうです。安倍公房は結婚していましたので、山口果林は愛人ということになります。 だからその関係を公には出来... 続きをみる
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数日前に自分の性格上の問題を太宰治に絡めて記事にしたばかりですが、なんといまアメリカでは『人間失格』が人気なんだそうです。 きっかけは、Tik Tokで紹介された動画に多くの若者が共感し、次々に新しい動画が上げられているということなんだそうです。 私はTik Tokをやりませんのでどういった動画が... 続きをみる
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ガルシア・マルケスの最後の小説、『わが悲しき娼婦たちの思い出』を読みました。 わが悲しき娼婦たちの思い出 新潮社 本 90歳を迎えた主人公が、誕生日に若い処女を狂ったように愛したい、と決心して物語が始まって行く小説です。 なんとまあ、日本の小説からは想像も出来ないブッ飛んだ話です。またその話に周り... 続きをみる
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こんにちは。 ジョージ・オーウェル著:1984年、読了しました。内容は、架空の1984年に於いて、情報や思想を管理された統治社会で、それに疑問を抱いた主人公がその社会に反旗を翻そうとする、というものです。 以前から気になっていたので、古本を手に入れ、読み進んで行きました。 前半の、その統治社会が描... 続きをみる
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この間ちょっと興味を持った本です。 第三次世界大戦はもう始まっている (文春新書 1367) 文藝春秋 本 著者はフランスの文化人類学者のエマニュエル・トッド。ロシアのウクライナ侵攻についてメインに語っています。 西側メディアの、ロシアを『絶対的悪』とした論調を、多角的な観点から批判していて、ロシ... 続きをみる
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こんにちは。 仕事をしていたときは、年末にかけての整理整頓も慌ただしかったのですが、いまは時間がたっぷりありますので色々楽しみながらこなすことが出来ます。 いま現在床に置きっぱなしになっている本・雑誌類をまとめるため、本棚を作ることにしました。素材はずっと眠っていた水槽台です。 これに仕切板を付け... 続きをみる
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こんにちは、curiosです。 昔から本屋さんが好きだった私にとって、本屋が無くなるというのは悲しいものです。 地方の高校に通っていた私にとって、学校帰りなんてそれは寂しいものでした。駅とは反対の方角にある帰り道には、寄り道して行くような場所も無く、ただただ来た道を、ひたすら自転車を漕いで帰るだけ... 続きをみる
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