会社生活を駆け抜けた日々

山登りと読書の日々

読んだ本などのブログ記事

読んだ本など(ムラゴンブログ全体)
  • 坑夫

    夏目漱石の『坑夫』を読みました。 坑夫 (新潮文庫) 新潮社 本 まだ若い青年が、恋愛のために自暴自棄になり、誘われるままに坑夫の仕事に入り、銅山のなかで色々な経験をするというものです。 この話しは実際に漱石の元に訪ねて来た青年の経験談によって書かれたということで、漱石の作品のなかでも異色の作とな... 続きをみる

    nice! 20
  • 村上龍氏が死去

    ヤフーニュースを見て驚きました。 『限りなく透明に近いブルー』で有名な、作家の村上龍氏が死去したということです。 この小説は中学2年ぐらいのときに読んで、もの凄い衝撃を受けました。 東京の福生という米軍基地のある街で、リュウを中心とした若者たちが無軌道な青春を繰り広げるというものです。 ドラッグや... 続きをみる

    nice! 28
  • 日記は囁く

    ドイツの少年少女ミステリー、『日記は囁く』を読みました。 日記は囁く 東京創元社 本 母親とそのボーイフレンドと、避暑にやって来た娘が主人公の物語です。 その別荘はいわゆる『いわく付き』のものらしく、地元の人もあまり詳細を話したがりません。 娘は好奇心旺盛で、村人から色々と話を聞き出し、どうやら昔... 続きをみる

    nice! 24
  • 『百年泥』読了

    石井遊佳さんの『百年泥』を読了しました。 百年泥(新潮文庫) 新潮社 Digital Ebook Purchas これは芥川賞受賞作だったのですね。こんな作品が芥川賞を取ったのか、とすこし驚きました。 ストーリーは前にもお話した通り、インドへ日本語教師として来ている主人公が、百年に一度といわれる大... 続きをみる

    nice! 25
  • 百年泥

    石井遊佳さんの芥川賞受賞作『百年泥』を借りて来ました。 百年泥(新潮文庫) 新潮社 Digital Ebook Purchas インドへ働きに行かされた多重債務者の女性が、百年に一度の大洪水に見舞われたアダイヤール川の道端に積み上げられた汚泥のなかから、様々なイマジネーションを受け取り、現実とも夢... 続きをみる

    nice! 24
  • 双頭の船

    最近私がハマッている池澤夏樹さんの『双頭の船』を読みました。 双頭の船 (新潮文庫 い 41-12) 新潮社 本 3.11を経たあとの被災地で、その湾内から様々な支援活動をする船『しまなみ8』が、次第に被災した人たちの生活拠点となっていく様子を描いています。 フェリーというのはクルマを格納するため... 続きをみる

    nice! 23
  • アトミック・ボックス

    池澤夏樹さんの社会派サスペンス、『アトミック・ボックス』を読みました。 日本に昔、核爆弾を作ろうとした計画があり、それに携わった男性が、死に際にその秘密を一人娘に託すことから物語は始まります。 その男性が死ぬのと同時に、ずっと見張りを続けていた公安の刑事が、その秘密の資料を渡すように督促するのです... 続きをみる

    nice! 23
  • ブンナよ、木からおりてこい

    水上勉さんの児童向け文学作品、『ブンナよ、木からおりてこい』を読みました。 ブンナというトノサマガエルの子が、カエルの仲間うちでも活発な気質であることから、大きな椎の木に登って行き、そこで自分が想像もしていなかった世のなかの姿を垣間見る、というものです。 ブンナはとあるお寺の沼に大勢のカエル仲間と... 続きをみる

    nice! 23
  • 蟹工船・党生活者

    小林多喜二の『蟹工船・党生活者』を読みました。 とあるコメントを頂き、そういえば小林多喜二の本は読んだことがなかったな、と思い立っての初読です。 『蟹工船』は、戦前の無法地帯の労働者の実態を描いたものです。 労働者が寝泊まりしている部屋のことを、糞壺などと書いてあることからも明らかなように、そこは... 続きをみる

    nice! 22
  • きみのためのバラ

    きみのためのバラ (新潮文庫) 新潮社 本 池澤夏樹という作家の、『きみのためのバラ』を読みました。 私は図書館で本を選ぶとき、最初の数行を読んで波長が合いそうだったら決めるのですが、この人の文体は波長に合ったみたいです。 読んで行くとそれは旅行小説で、少し寂しい街を舞台にした短編集のようです。 ... 続きをみる

    nice! 26
  • 呪文

    星野智幸さんの『呪文』を読みました。 呪文 河出書房新社 本 帯には『著者最高傑作!!』と書いてあったので期待して読んで行きました。 概略としては、東京のすこし外れたところにある商店街に、その商店街の活性化を担うリーダーのような人物が現れ、最初はそれが功を奏するのですが、その活動がやがて秘密結社の... 続きをみる

    nice! 28
  • 二度はゆけぬ町の地図

    今日は雨だったので、図書館に行って読む本を物色しました。 二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫) KADOKAWA Digital Ebook Purchas 西村賢太氏の、二度はゆけぬ町の地図、を借りて来ました。 西村賢太氏といえば、芥川賞受賞作の『苦役列車』が有名です。中卒でドヤ街に流れ、港湾の人... 続きをみる

    nice! 27
  • 世界が語りかける

    作家の小田実(おだまこと)さんのエッセイ、『世界が語りかける』を読みました。 小田実さんのエッセイで有名なのは旅行記の『何でも見てやろう』だと思いますが、このエッセイはその続編ともいえるものです。 そしてその内容は、世界の支配国と被支配国の、搾取や差別の実態というようなことに触れています。 アメリ... 続きをみる

    nice! 30
  • カラマーゾフの妹

    高野史緒(ふみお)さんの小説、『カラマーゾフの妹』を読みました。 ドストエフスキーの名作、カラマーゾフの兄弟には続編が予定されていました。それは作者の言葉にもある通りで、この物語から13年後の未来に始まるとのことでした。 ですがドストエフスキーはこのカラマーゾフの兄弟を書いた翌年に死去、そのため続... 続きをみる

    nice! 24
  • 『劇場』

    又吉直樹さんの『劇場』を読みました。 芥川賞受賞作である『火花』は貸し出し中であったため、こちらを先に読みました。 主人公は演劇の脚本・演出を手掛けていて、こういう人に見られがちな、すこしエキセントリックな気性を備えています。 芸術家の街である下北沢を舞台にしていて、いかにもそういった人種が溜まり... 続きをみる

    nice! 22
  • 王国

    中村文則さんの小説『王国』を読みました。 これは有名な『掏摸(スリ)』の兄妹編と言われる小説で、今度は要人を陥れる夜の世界の女性が主人公の物語です。 夜の世界に足を踏み入れるということは、その分危険な目にも遭う確率が上がるということで、この女性も例に漏れず、闇の組織の危険な駆け引きに巻き込まれて行... 続きをみる

    nice! 22
  • 『城』読了断念

    この間から取り掛かったカフカの長編小説『城』ですが、読むのを断念しました。 この物語は、地方の伯爵の依頼で測量に来た主人公が、その町に到着したはいいが、町の住民に翻弄されるだけで、なかなかその城のなかに入れない、というものです。 この主人公も、激情型でいきり立ちやすい性格で、益々袋小路のようなとこ... 続きをみる

    nice! 23
  • 借りて来た本

    今日は雨なので、図書館で本を借りて来て読みました。 平野啓一郎という作家の、短編集『富士山』を借り、そのなかの表題作『富士山』を読みました。 山に関する作品なのかと思い、なんとなく借りたのですが、内容はコロナの時の男女のすれ違いと、それに絡んだ事件の話しで、そのときに車窓から見える山が富士山であっ... 続きをみる

    nice! 23
  • 『城』について

    今月から読み始めているカフカの『城』ですが、最初はなんだかとりとめがない話しだなという印象を持ちました。 『城』から仕事を依頼された測量士のKが、城下町に到着したはいいが、城への取り次ぎ方がわからず、町の宿屋で主人や農民と押し問答をする、という場面から始まります。 なんだかその様子が紋切り型で、お... 続きをみる

    nice! 20
  • 暑い

    今日は朝から気温が上がり、たちまち猛暑となってしまいました。 いままでが比較的涼しかったせいで、暑熱順化がまだ出来ていなかったらしく、息切れを感じました。 草もグングン伸びて来ていて、手入れをしていない家ではまさに『草いきれ』を感じました。 『草いきれ』などという言葉は、いまの若い人は知らないんじ... 続きをみる

    nice! 26
  • 『罪と罰』読了

    ドストエフスキーの、『罪と罰』を読了しました。 ドストエフスキーの五大長編のうちいちばん最初に書かれたもので、ストーリーの明快さや、罪を犯した人間の葛藤というわかりやすいテーマから、よく読まれている作品のひとつです。 一つの悪行は百の善行によって贖われるという間違った信念を持つ主人公ラスコーリニコ... 続きをみる

    nice! 27
  • 『城』

    今日は雨だったので、雨のときに出来る区域をこなしました。 具体的にいうと集合住宅地です。 そこは団地になっているので、飛び飛びになっている区域より天候に左右され難いのです。 昨日までのアドバンテージがあったので、今日はその区域だけで良しとしました。 大分時間が余ったので、家に帰って『罪と罰』の下巻... 続きをみる

    nice! 25
  • 病院の待合室にて

    今日は病院の診察の日だったので、待合室でずっと本を読んでいました。 『罪と罰』の、上巻を読み終えました。 『罪と罰』に関しては、大分前に上巻をもうすこしで読み終えそうだという記事を書きましたが、残り70ページぐらいで頓挫していました。 ドストエフスキーの小説にはそういったところがあり、進まなくなる... 続きをみる

    nice! 20
  • 読書する人だけが辿り着ける場所

    読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書) SBクリエイティブ Digital Ebook Purchas こんなタイトルの本があったので、読んでみました。 いまは読書離れといわれていますが、恐ろしいことに、大学生の半数以上が読書時間ゼロということがわかったそうです。 これはインターネットでの... 続きをみる

    nice! 24
  • 『罪と罰』途中経過

    先日買った罪と罰の、上巻を読み終えました。 ペースでいうと5日間で上巻を読み終えることが出来たということで、やはりカラマーゾフの兄弟を読んでいたことが大きかったと思います。 カラマーゾフの兄弟に較べれば、筋は真っ直ぐで、流れも錯綜するということがありません。 ただただ主人公の、苦悩の様を追って行け... 続きをみる

    nice! 22
  • 『罪と罰』購入

    『カラマーゾフの兄弟』読破に気を良くしたせいか、今日ブックオフにて、『罪と罰』上下巻を購入してしまいました。 それにしてもドストエフスキー関連は最近人気があるようで、中古でもそれなりの値段となりました。 そもそも、順番的にはこちらから読み進めて行くべきだったように思われます。ストーリーは単純明快で... 続きをみる

    nice! 26
  • カラマーゾフの兄弟読了

    ドストエフスキーの長編、『カラマーゾフの兄弟』を読了しました。 以前に作家の金原ひとみさんが、「上巻読むのに4か月。一気に3日で中下巻!」などと書いていましたが、私の場合は、「上巻読んでから7ヶ月放置。そのあと10日で中下巻」という感じです。 とにかく物語が壮大なため、内容を把握するのに根気が要り... 続きをみる

    nice! 22
  • 物語の力

    『カラマーゾフの兄弟』も、中巻を読み終えて、いよいよ下巻に突入しました。 中巻の終盤は、カラマーゾフ家の長男ドミートリィが、父親殺しの嫌疑をかけられて厳しく問い詰められる場面で、読んでいて辛かったです。 正直、序盤までは物語に入っていけませんでしたが、中盤を過ぎたあたりから、物語が持つ力というもの... 続きをみる

    nice! 24
  • サブスクの猛攻

    今回のWBCは、ネットフリックスが独占配信を勝ち取ったため、地上波では一切映像を見ることが出来なくなりました。 ネットフリックスは世界でいちばん見られている動画配信チャンネルですが、こんな姑息なやり方をすると、却って日本国民から反感を買うのではないかと思います。 私が時代遅れなだけかも知れませんが... 続きをみる

    nice! 22
  • 「カラマーゾフの兄弟」読書再開

    昨年の7月頃にいったん読むのをあきらめていた「カラマーゾフの兄弟」を、中巻から再度読み始めました。 中巻の途中まで読んで、なんだか長ったらしい痴話ゲンカを延々と聞かされているだけじゃないか、と思い始め、それでゲンナリしてしまったのですが、もう一度仕切り直しをして、この世界文学屈指の名作と呼ばれる本... 続きをみる

    nice! 24
  • カチアートを追跡して

    ティム・オブライエンといえば、村上春樹さんが翻訳しているということでも有名なアメリカの戦争作家です。 『ニュークリアエイジ』、『世界のすべての7月』、『本当の戦争の話をしよう』など、ベトナム戦争に従軍していた頃の経験を題材にした小説やエッセイで人気があります。 ですが本当の代表作といえる小説は、じ... 続きをみる

    nice! 19
  • 百年の孤独

    百年の孤独 新潮社 本 G・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』を読んでみて、こういう大作を読むということは難攻不落の山に登るということに近いのではないかと思いました。 その評判を聞きつけ、先ずは色々な情報を収集し、制覇した(読破した)という人の体験談をもとに計画を練って行きます。 そしていざ登る段... 続きをみる

    nice! 22
  • 差し当たっての読後感

    G・ガルシア=マルケスの、『百年の孤独』を読了しました。 南米の村マコンドにおける、一族の勃興から没落までを書いた作品です。 この作品に関しては、様々な作家が言及して来ました。是非一度は読むべきだという絶賛の声もあり、手に取ることにしました。 まず、圧倒的な文章の密度に驚かされます。 改行が殆どな... 続きをみる

    nice! 24
  • 百年の孤独を理解するには

    年明けからラテンアメリカ文学の最高峰ともいわれる、『百年の孤独』に取り掛かっています。 三が日目に突然カルボナーラが食べたくなり、冷蔵庫にあるあり合わせのもので作ることにしました。 消費期限の過ぎたベーコン、おなじく消費期限の過ぎたとろけるチーズ、紙パックの底に残っていた僅かな牛乳、卵、ニンニク、... 続きをみる

    nice! 29
  • 孤高の人

    新田次郎さんの小説、『孤高の人』を読みました。 孤高の人(上下)合本版(新潮文庫) 新潮社 Digital Ebook Purchas 伝説の登山家を題材にした山岳小説で、新田次郎さんの代表作といわれる作品です。 主人公の生い立ちから、単独行に至るまでを丹念に書き込んでいて、孤独を好む主人公の内面... 続きをみる

    nice! 27
  • 山が見ていた

    新田次郎さんの短編集『山が見ていた』を読みました。 山が見ていた (文春文庫) 文藝春秋 Digital Ebook Purchas 新田次郎さんといえば、『孤高の人』、『怒る富士』など、山に関しての本が多いので、この短編集も山にまつわる内容なんだろうなと思っていました。 ですが山を題材にした話は... 続きをみる

    nice! 23
  • 遅れてきた青年

    大江健三郎さんの若い頃に書かれた長編、『遅れてきた青年』を読みました。 遅れてきた青年(新潮文庫) 新潮社 Digital Ebook Purchas 四国の村に生まれた青年(要は作者自身)が、敗戦のタイミングで、自分のことを戦争に行くのが叶わなかった、つまり遅れてきてしまった青年だと認識し、その... 続きをみる

    nice! 27
  • マンボウ遺言状

    『どくとるマンボウ航海記』で有名な北杜夫さんのエッセイ、『マンボウ遺言状』を読みました。 マンボウ 遺言状(新潮文庫) 新潮社 Digital Ebook Purchas 北杜夫さんは躁うつ病であったことも有名で、躁うつ病というものを一般に認知させたという功績もあったということです。 以前に某作家... 続きをみる

    nice! 22
  • 中村文則 『掏摸』

    昨日の万引きGメンの記事を見ていたら、昔読んだ小説のことを思い出しました。 掏摸 (河出文庫) 河出書房新社 Digital Ebook Purchas 中村文則さんの小説、『掏摸(スリ)』です。 大都会でスリを生業としている主人公が、大きな組織の巨大な力に利用され、自分の人生を狂わされて行くとい... 続きをみる

    nice! 18
  • 国境の南、太陽の西

    今日から明日にかけて、台風の影響で外に出られないと思ったので、図書館で本を借りて来ました。 一冊は村上春樹の「国境の南、太陽の西」で、もう一冊はよしもとばななの、「彼女のこと」です。 先に読み始めたのはよしもとばななの方で、それなりに面白いと思ったのですが、なんとなく大衆文学の香りがしたので、途中... 続きをみる

    nice! 18
  • 入道雲

    今日、図書館に行った帰りに、富士山方面にバイクを走らせていると、入道雲がモクモクと湧き上って来ました。 水蒸気が熱せられて、このような形になるのだと思いますが、それにしてもこの形と勢いはなにかを連想させずにはおられません。 幻視街 (角川文庫) KADOKAWA Digital Ebook Pur... 続きをみる

    nice! 19
  • 信用出来るメディア

    今回の参議院選挙で、SNSを利用した情報戦のようなものに気を付けて下さい、という特集がありました。 偽の情報や、特定の人を不利にするような情報、そういったものが飛び交っているということです。 SNSの台頭が言われて久しいですが、それでもなかにはフェイクというものがあり、それに気付かずに人は扇動され... 続きをみる

    nice! 26
  • 山怪

    先日の沼津アルプスで、最後の一座である香貫山に到達出来ず、そのままバイクを停めてある香陵台という広場に下りようとしたのですが、その辺りは広大な森林公園になっていて、どのように辿り着けばいいのかわからなくなってしまいました。 また遊歩道もあちこち張り巡らされていて、どちらへ行けば香陵台に辿り着けるの... 続きをみる

    nice! 19
  • 『バリ山行』読了

    以前にここでも取り上げた、『バリ山行』を読みました。 バリ山行 講談社 Digital Ebook Purchas 主人公は転職した建築施工会社で働く男性で、登山サークルに誘われ、登山の世界に足を踏み入れます。 そしてその会社で、人の輪には加わらずに単独で行動する男性のことを知り、その男性がどうや... 続きをみる

    nice! 18
  • 私という小説家の作り方

    大江健三郎さんのエッセイ、『私という小説家の作り方』を読みました。 私という小説家の作り方 (新潮文庫) 新潮社 本 処女作から代表作までの、作品の成り立ち、作家としての拘りなどを書いています。 そういえば大分前に、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』に挑戦し始めた、ということを書きましたが、... 続きをみる

    nice! 17
  • 伊豆の踊子

    新潮文庫版の、川端康成『伊豆の踊子』を読みました。 伊豆の踊子 (新潮文庫) 新潮社 本 川端康成の本は、これまで一度も読んだことがなく、いちばん親しみやすい表題作から読んでみることにしました。 この伊豆の踊子は、数々の有名女優、アイドルの主演で映画化されたことでも有名です。私が見たのは山口百恵さ... 続きをみる

    nice! 17
  • バリ山行

    芥川賞を受賞された『バリ山行』という小説を書いた松永K三蔵さんは、登山が趣味ということです。 バリ山行 講談社 Digital Ebook Purchas 『バリ山行』というと、なんだかバリの山を歩いて来た物語、と思われがちですが、そっちのバリではなく、『バリエーションルート』のことなのだそうです... 続きをみる

    nice! 15
  • カラマーゾフの兄弟~途中経過

    『カラマーゾフの兄弟 上巻』読了しました。 当初、もの凄い手こずると思ったのですが、展開に勢いが付いてからはスムーズに読み進めることが出来ました。 しかしこれはなんというか、なかなかの密度を持った物語です。 しかしこれこそが、私の求めていた物語なのだという気がしました。 まだこの本には、『中巻』、... 続きをみる

    nice! 11
  • 伊予原新さんが直木賞受賞

    作家の伊予原新さんが、上半期の直木賞を受賞しました。 伊予原新さんといえば、以前に『月まで3キロ』という短編集を読みました。表題作の『月まで3キロ』は、新潮社のサイトに掲載されていますので読んでみては如何でしょう? 伊予原新さんの小説は、博士号まで取ったという作者の、天文学や地学の知識を所々に織り... 続きをみる

    nice! 11
  • 満を持して

    読み始めました。 ドストエフスキーの最後の長編、『カラマーゾフの兄弟』です。 あまりにも長大で、かつ内容の複雑さに怯みそうになりますが、なんとか喰らい付いて行きたいと思います。 ドストエフスキーの長編の読みにくさは、その登場人物の、名前の類似性にあるということです。 即ち、アレクセイ・フョードロウ... 続きをみる

    nice! 16
  • キャンプ沼からこんにちは

    私はソロキャンプが趣味ですが、ユーチューブでひと際異彩を放っているソロキャンプユーチューバーがいます。 沼る!キャンプ本出ました Mr.syuさんというキャンプ・アウトドア系の、チャンネル登録者数9万2千人を誇る人気ユーチューバーです。 この方はとにかく滑舌がよく、出だしの数分だけ見て貰えばわかり... 続きをみる

    nice! 19
  • 教養としての世界史の読み方

    図書館で借りて来たふたつめの当たり本として、この本を挙げたいと思います。 教養としての「世界史」の読み方 (PHP文庫) PHP研究所 Digital Ebook Purchas 東京大学や早稲田大学で、教養学部の講義をされていた本村凌二さんの、『教養としての世界史の読み方』です。 まず、世界史と... 続きをみる

    nice! 18
  • 三十の反撃

    韓流ドラマはハマらなかったが、韓国小説はハマりそうです。 三十の反撃 祥伝社 Digital Ebook Purchas 先日ハン・ガンの、『菜食主義者』を読んだのをきっかけにして、韓国の新世代といわれる作家の本に、興味が沸いて来ました。 この『三十の反撃』という本は、韓国の女流作家、ソン・ウォン... 続きをみる

    nice! 15
  • 菜食主義者

    ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガン女史の、『菜食主義者』を読みました。 菜食主義者 新しい韓国の文学シリーズ クオン Digital Ebook Purchas 最初にこの作者の作品を読んだのは、『別れを告げない』という小説で、テーマが済州島の民族虐殺問題ということで、重くて読み通すことが出... 続きをみる

    nice! 14
  • 火を熾す

    火を熾す (柴田元幸翻訳叢書―ジャック・ロンドン) スイッチ・パブリッシング 本 ジャック・ロンドン著、柴田元幸翻訳の短編集、『火を熾す』を読みました。 これはアメリカの小説家、ジャック・ロンドンの数ある短編のなかから、訳者が選りすぐった短編集です。 表題作の、『火を熾す』は、極寒の土地のなかで、... 続きをみる

    nice! 15
  • マンガ サピエンス全史 歴史の覇者編

    以前に読んでいたマンガ サピエンス全史の、『歴史の覇者編』を読みました。 漫画 サピエンス全史 歴史の覇者編 河出書房新社 Digital Ebook Purchas これは既に出ている『サピエンス全史』というベストセラーのマンガ版で、文字を追って読んで行くよりもわかりやすいという利点があります。... 続きをみる

    nice! 16
  • 別れを告げない

    別れを告げない (エクス・リブリス) 白水社 本 アジア系の女性で初めてノーベル文学賞を受賞した、ハン・ガンの、『別れを告げない』という作品を、図書館で借りて来て読んでみました。 韓国の済州島で、昔、国に逆らった住民が大量虐殺された事件があり、その事件のことを織り交ぜた回想記録のようになっています... 続きをみる

    nice! 17
  • 三島由紀夫生誕100年

    今年は三島由紀夫の生誕100年に当たる年だそうです。 三島由紀夫といえば、ノーベル賞候補にもなったということですので、作品群も素晴らしいと思いますが、なにより強烈なのはその死に様です。 自身の政治信条を貫き、最後は自衛隊の市ヶ谷駐屯地に立て籠もり、切腹自殺を遂げたということで、本当に芯の強い人だっ... 続きをみる

    nice! 12
  • 伝説の書

    今日、ブックオフに行ったら、その本は何気に置かれていました。 ナンシー・ウッド著の、『今日は死ぬのにもってこいの日』です。 噂を聞くにつけ、いつか手に入れたいと思っていたのですが、定価でしか置いてなかったので、機を伺っていました。 『今日は死ぬのにもってこいの日だ。 生きているものすべてが、わたし... 続きをみる

    nice! 18
  • M/Tと森のフシギの物語

    大江健三郎さんの、『M/Tと森のフシギの物語』を読みました。 この小説は、著者の故郷である四国の谷間の村の、創世記のような話を、伝承のようなかたちで伝えていくという内容です。 難解な文章で定評のある著者ですが、この本に関しては敢えて平易な文章で書かれています。実はこの作品は、以前に書かれた『同時代... 続きをみる

    nice! 15
  • 本を読むヤツは偉いのか

    昨今の読書離れに伴い、地元の書店がどんどん閉店して行っています。 地元の書店だけでなく、大きく書店を経営するグループも、本だけでなく、ゲームやレンタルDVD、トレカなど、複合的な運営を余儀なくされています。 私はどちらかといえば本が好きな方で、ここでも読んだ本のインプレなどを上げています。 ですが... 続きをみる

    nice! 18
  • 人生の親戚

    ここ数年、ユーチューブを見ることが多かったのですが、どうやらユーチューブも画一化して詰まらなくなって来たようです。 夜、ユーチューブを垂れ流して、眠るための導入剤にしているのですが、(ユーチューブも)もう潮時かなと感じます。 眠れない夜なんかは却って本を読むことが多くなりました。 眠れないので、難... 続きをみる

    nice! 15
  • 長谷川恒夫 虚空の登攀者

    長谷川恒男虚空の登攀者 (中公文庫 さ 39-2) 中央公論新社 本 ブックオフで以前見付けた、『長谷川恒夫 虚空の登攀者』を読みました。 長谷川恒夫という人は戦後、国内の難関の岩壁を幾つも登攀し、一躍その名を知られたクライマーです。 そして海外の名だたる峰をいくつも制覇し、世界的にも名前を知られ... 続きをみる

    nice! 17
  • 注文の多い料理店

    宮沢賢治の、『注文の多い料理店』は、宮沢賢治が初めて出した童話集ということでも有名ですが、その序文も有名です。 『わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。  またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきも... 続きをみる

    nice! 13
  • フランドン農学校の豚

    宮沢賢治は日本の童話作家のなかでも群を抜いて優れていると思います。 よく日本の小説にある、私小説や心境小説など、なぜそんなものを書かなければいけないのか?と思う作品があり、辟易させられます。 『夜明け前』で有名な島崎藤村は、自分の体験をもとに小説を書きました。その体験が、貧困のために自分の子供たち... 続きをみる

    nice! 15
  • トンデモネズミ大活躍

    図書館にはもう絶版になっているような本がたくさんあり、それらを借りて読むだけでもかなりの時間を潰せます。 というよりブックオフでさえも高いという意識が働いているため、なかなか本を買おうという気にならないのが実状です。 図書館は絵本や児童文学のコーナーがかなり充実しており、それらを読もうという気にな... 続きをみる

    nice! 13
  • ぼくらは世界一の名コンビ!

    最近、児童文学にハマっています。 どうも心が疲れたときには、苦虫を噛み潰したような純文学よりも、素直に読めて心をじんわりと温めてくれる児童文学の方が合っているみたいです。 図書館で色々借りて読んでいるのですが、それはまたの機会に紹介するとして、子供の頃に読んで感激したこの本を紹介したいと思います。... 続きをみる

    nice! 14
  • 富嶽百景

    先日に登頂した三ツ峠山ですが、太宰治の「富嶽百景」のなかにも出て来ます。 小説中の太宰治は、おなじ宿に滞在していた井伏鱒二とともに、御坂から三ツ峠を目指します。 急坂を這うようにしてよじ登り、約1時間で頂上に達した、とあります。 あの急な山道を、1時間で頂上に達するとは、太宰もなかなか足腰が強かっ... 続きをみる

    nice! 16
  • 太宰治の石碑

    今日は山梨の御坂峠にある天下茶屋に行って来ました。 天下茶屋に行く前に、ちかくの三ツ峠山という山に登って来たのですが、その登山記録は後日UPすることにして、もうひとつの目的の、太宰治が滞在していたという天下茶屋と、そのそばにある太宰の石碑を見に行きたかったので、そちらの様子を先にUPしたいと思いま... 続きをみる

    nice! 12
  • どうせ死んでしまう・・・私は哲学病

    どうせ死んでしまう・・・・・・私は哲学病 角川書店 本 中島義道さんの著書、『どうせ死んでしまう・・・私は哲学病』を読みました。 この中島義道さんという方は哲学者で、生粋の人間嫌い(と私には見える)でも有名です。 他の著作も幾冊か読みましたが、私の性格にさらに輪をかけてややこしくした印象です。 こ... 続きをみる

    nice! 19
  • 永遠なる序章

    セミリタイヤ民の重要な趣味のひとつとして、読書があります。 若い頃はよく本屋に行ったものですが、それはやがて古本屋となり、最終的には図書館となりました。 それは収入の差によるものが大きいです。 昔は気になった本は、本屋やアマゾンですぐに入手していました。それだけ読みたい本があったし、手に入れること... 続きをみる

    nice! 13
  • 100万回生きたねこ

    普段図書館で、社会の矛盾や暗部を暴き出すような本ばかり探して読んでいると、すこし心が疲弊して来ます。 結局世のなかは、カネと欲望の渦巻く一大賭博場で、その賭博に打ち勝った連中しかいい目に逢うことが出来ない、そういう結論に自ずと辿り着いてしまいます。 しかしそれではあまりにも希望がなさ過ぎます。生き... 続きをみる

    nice! 17
  • 本当は中国や韓国とは仲良くすべき

    先日の『漫画 サピエンス全史 文明の正体編』を読んで、人類が幻想や物語によって造られ、様々な紛争や苦難を経験して来たことがわかりました。 サピエンス(=我々)は、言語によって物語を生むことが出来、それによって多くの民衆が幻想を抱き、一丸となって突き進んだり、異なる信仰や思想を持つ民族を弾圧したりも... 続きをみる

    nice! 18
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

    漫画 サピエンス全史 文明の正体編 河出書房新社 Digital Ebook Purchas 前回の『人類の誕生編』に続き、『文明の正体編』を読んでいます。 じつに示唆に富んだ内容です。 人類は狩猟を捨て、農耕に移行したおかげで、現在のような文明社会を築き上げることが出来るようになりました。 食物... 続きをみる

    nice! 17
  • 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編

    岡田斗司夫さんの動画で知った『サピエンス全史』ですが、漫画版もあったので図書館で借りて来ました。 漫画 サピエンス全史 人類の誕生編 河出書房新社 Digital Ebook Purchas 人類は、類人猿⇒猿人⇒原人⇒ネアンデルタール人⇒ホモ・サピエンスと... 続きをみる

    nice! 15
  • 土

    人間は誰しも、食うためには働かなくてはならない、という根本原則を、子供の頃に植え付けられます。 『働かざる者食うべからず』、という言葉は、人生の教訓のようにして刷り込まれます。 ですが、人間は働かなくたって、お腹は減るのです。 働いていないから飯を食べる権利はない、なんて、あまりにも理不尽過ぎます... 続きをみる

    nice! 16
  • 安部公房「題未定」短編集

    今年生誕100年を記念して、新潮社より安部公房の文庫本がなんと30年ぶりに発売されました。 ひとつは未完の長編「飛ぶ男」、もうひとつは初期短編集の「題未定」です。 (霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―(新潮文庫) 新潮社 Digital Ebook Purchas 「飛ぶ男」の方は単行本で... 続きをみる

    nice! 15
  • 共産主義はなぜ腐敗するのか?

    現在私は定職には就いておらず、時間をいろいろなことに使えます。 自分を勤勉とは全然思っていなくて、こうなったのも生来の怠け者気質の為せる技なんだろうなと思います。 余った時間を有効に使う手段のひとつに『読書』があります。 図書館に行けば色々なジャンルの、それこそ読み切ることが不可能なぐらいの蔵書が... 続きをみる

    nice! 16
  • 最近読んだ本

    図書館で借りていた本を、痛風の安静時に読むことが出来ました。 街とその不確かな壁 新潮社 Digital Ebook Purchas まずは村上春樹さんの最新作、『街とその不確かな壁』です。 相変わらずのムラカミワールドで、1200ページという大長編ですが、スラスラと読み進めて行くことが出来ました... 続きをみる

    nice! 15
  • ほら 起きて! 目醒まし時計がなってるよ

    この並木良和という人の本、なんとなく気になったので、読んでみました。 ほら 起きて!目醒まし時計が鳴ってるよ 風雲舎 Digital Ebook Purchas 最近世の中に溢れているXデー、終末論などの全容が知りたいと思い、読み進めて行きました。 まず、やはりこの地球は人類の修行の場のようになっ... 続きをみる

    nice! 13
  • 箱男

    来年は、安部公房が誕生して100年になるのだそうです。 知らなかったのですが、それに併せて映画「箱男」が公開されるそうです。主演は永瀬正敏。共演として、浅野忠信、佐藤浩市という「濃い目」の布陣。 正直いって、あの小説『箱男』を完全再現するというのは無理な話しだと思います。あくまでもそのエッセンスの... 続きをみる

    nice! 14
  • デンドロカカリヤ

    若い頃に読んで、もう一度読みたくなる本というのが幾つかあります。 水中都市・デンドロカカリヤ (新潮文庫) 新潮社 本 安倍公房の、デンドロカカリヤという短編が、いま読んでも面白く、中味も全然色褪せていないことに驚きます。 デンドロカカリヤの冒頭は、 コモン君がデンドロカカリヤになった話。 という... 続きをみる

    nice! 15
  • 雑草で酔う

    先日ブックオフでたまたま見つけたこの本、買ってみました。 雑草で酔う~人よりストレスたまりがちな僕が研究した究極のストレス解消法~ 彩図社 本 著者はストレスが人より溜まりやすい性格で、そのせいで社会からドロップアウトせざるを得ず、軽トラで車上生活をしながら様々な雑草をタバコ変わりに吸っていたんだ... 続きをみる

    nice! 16
  • こころ 坊ちゃん

    夏の課題図書というわけではないですが、夏目漱石の『坊ちゃん』を読みました。 こころ 坊っちゃん (文春文庫―現代日本文学館) 文藝春秋 本 この本を一冊買えば、漱石の代表作の2作がまとめて読めることになります。 「坊ちゃん」は、本当にスラスラ読めました。なぜ夏目漱石が国民的作家なのかがわかる気がし... 続きをみる

    nice! 12
  • 寺沢武一さん死去

    マンガ『コブラ』で有名な、寺沢武一さんが心筋梗塞で亡くなられたとのニュースがありました。 私が小学生時代、すでに人気雑誌だった「少年ジャンプ」で、異色のマンガが始まったのを覚えています。 アメコミのような作画に、クールなセリフ。また女性キャラはちょっと目のやり場に困るようなセクシーな衣装を纏ってい... 続きをみる

    nice! 13
  • 吉本隆明『真贋』

    こんにちは。 学生の頃は、とにかく本を読むべきと言われていた気がします。 若い頃は吸収が早いので、一字一句が身に付くという理由もあったように思います。 また本には過去の教訓や、その人が経験して来た出来事などが書かれているので、それを追体験することが出来るという利点もあります。 言わば『転ばぬ先の杖... 続きをみる

    nice! 14
  • ベロニカは死ぬことにした

    芥川賞を取った市川さんの、『ハンチバック』、読了しました。 ハンチバック (文春e-book) 文藝春秋 Digital Ebook Purchas 先天性の難病で介助を受けながら生活している女性の、現実世界へのカウンターパンチ、といった内容です。 女性が主人公になっている作品ということで、こちら... 続きをみる

    nice! 13
  • 『転生したらスライムだった件』

    最初に断って置きますが、もしこのストーリー展開が好きな方がいましたらお詫び申し上げます。 こういう軽めの「なろう系」という物語が人気だそうです。ストーリーもスラスラと展開して面白いのでしょう。 ちなみに私は全然読んでいません。読んでもいないのにこんなことを言うのはなんですが、こういう意味のない転生... 続きをみる

    nice! 14
  • 生きづらさについて考える

    内田樹さんの、『生きづらさについて考える』を読みました。 生きづらさについて考える【毎日文庫】 毎日新聞出版 Digital Ebook Purchas 生きづらさといえば、もちろん精神的な疾患、適応障害やうつ、アスペルガー症候群などについてだと思いますが、この著作はそういうものではなく、日本を取... 続きをみる

    nice! 17
  • 〇〇の障害者

    先日芥川賞を取って話題になった、『ハンチバック』を買ってみました。 ハンチバック (文春e-book) 文藝春秋 Digital Ebook Purchas まだ読み終えていないのですが、この方は重度の障害を抱えているそうです。 そのようなハンデを抱えた方の視点というか、そういうものから繰り出され... 続きをみる

    nice! 11
  • ドストエフスキーは退屈か

    こんにちは。 若い頃から読書に興味のあった私は、主に日本の小説を読んで来ました。 いちばん好きだと思ったのは宮沢賢治で、そのあとは井上靖なんかも好きになりました。当時はとにかくお話として面白い本が好きだった気がします。 そして人生について悩み始める頃、今度は太宰治や小難しい思想本などを読むようにな... 続きをみる

    nice! 14
  • 仮面の告白

    こんにちは。 いま三島由紀夫の『仮面の告白』を読み進めているところです。 なんとまあショッキングな内容で、殆ど、「私変〇者ですがなにか?」と告白してるようなものです。 〇質者といえば、私もそれを否定しません。極論すれば、男はみな変態である、というのが持論です。 男というのは、そのような衝動というの... 続きをみる

    nice! 14
  • 予告された殺人の記録

    ガルシア・マルケスの、『予告された殺人の記録』を読みました。 予告された殺人の記録 (新潮文庫) 新潮社 本 とある片田舎の町で、実際に起こった事件をもとに書かれた中編です。 主人公がとある恨みで殺害されるまでのわずかな時間を、様々な登場人物の回想も交えて書いた小説で、それを中南米特有の風土なども... 続きをみる

    nice! 12
  • ジャケ借り

    今日は久しぶりに図書館に行って来ました。 いつも借りる本は吟味するのですが、そうすると自分の場合は小難しい本を選びがちです。 そこで今日は、なんとなくフィーリングで選んでみました。 ジャケ買いならぬ、ジャケ借りです。 ひとつは、あの有名な『老人と海』の新訳版です。新潮文庫版で以前読んだことはあった... 続きをみる

    nice! 10
  • 今日は死ぬのにもってこいの日

    今日は死ぬのにもってこいの日:ナンシー・ウッド著より 今日は死ぬのにもってこいの日だ。 生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。 すべての声が、わたしの中で合唱している。 すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。 あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。 今日は死... 続きをみる

    nice! 12
  • 『安倍公房とわたし』

    こんにちは。 キャンプの帰りに、コメダ珈琲に寄って、読みかけの本を読んでしまいました。 女優の山口果林の、『安倍公房とわたし』です。 安倍公房と山口果林は、劇団をやっている頃から付き合っていたそうです。安倍公房は結婚していましたので、山口果林は愛人ということになります。 だからその関係を公には出来... 続きをみる

    nice! 11
  • 太宰治がHOTになっていた

    数日前に自分の性格上の問題を太宰治に絡めて記事にしたばかりですが、なんといまアメリカでは『人間失格』が人気なんだそうです。 きっかけは、Tik Tokで紹介された動画に多くの若者が共感し、次々に新しい動画が上げられているということなんだそうです。 私はTik Tokをやりませんのでどういった動画が... 続きをみる

    nice! 11
  • わが悲しき娼婦たちの思い出

    ガルシア・マルケスの最後の小説、『わが悲しき娼婦たちの思い出』を読みました。 わが悲しき娼婦たちの思い出 新潮社 本 90歳を迎えた主人公が、誕生日に若い処女を狂ったように愛したい、と決心して物語が始まって行く小説です。 なんとまあ、日本の小説からは想像も出来ないブッ飛んだ話です。またその話に周り... 続きをみる

    nice! 13
  • 1984年 読了(ネタバレあり)

    こんにちは。 ジョージ・オーウェル著:1984年、読了しました。内容は、架空の1984年に於いて、情報や思想を管理された統治社会で、それに疑問を抱いた主人公がその社会に反旗を翻そうとする、というものです。 以前から気になっていたので、古本を手に入れ、読み進んで行きました。 前半の、その統治社会が描... 続きをみる

    nice! 9
  • 1984年

    こんにちは。 以前から読もうと思っていた本が、ブックオフで売っていたので買ってみました。 一九八四年 (ハヤカワepi文庫) 早川書房 Digital Ebook Purchas 一部ファンの間では熱狂的な支持を得ている、ジョージ・オーウェル著:『1984年』です。 既にこの1984年というのは実... 続きをみる

    nice! 8