ジャケ借り
今日は久しぶりに図書館に行って来ました。
いつも借りる本は吟味するのですが、そうすると自分の場合は小難しい本を選びがちです。
そこで今日は、なんとなくフィーリングで選んでみました。
ジャケ買いならぬ、ジャケ借りです。
ひとつは、あの有名な『老人と海』の新訳版です。新潮文庫版で以前読んだことはあったのですが、やはり昔の翻訳というのは原本に忠実に訳そうとするあまり、堅苦しい感じになってしまいがちです。
ジャケット(表紙絵)からもわかる通り、かなり現代風になっています。村上春樹とまでは行きませんが、スラスラと違和感なく読み進めることが出来そうです。
もうひとつは、これはまさにジャケットにやられてしまいました。『戦場で出会った子犬の物語』です。
この子犬の写真を見てハートを射抜かれない人はいないでしょう。私もヤラれてしまいました。
内容は、イラク戦線において、置き去りにされていた子犬を救った兵士と、その仲間の物語です。
そのままだと間違いなく死んでしまう状況の子犬が、兵士たちの協力で無事に育ち、そして安住の地を見付けるまでを描いていて、これは間違いなく涙腺崩壊必至の一冊です。
これは注意して読まないと、と思いました。
たまにはこういうセレクトもいいですね。