
- 読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)
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こんなタイトルの本があったので、読んでみました。
いまは読書離れといわれていますが、恐ろしいことに、大学生の半数以上が読書時間ゼロということがわかったそうです。
これはインターネットでの情報のやり取りが発達したためで、そういうところから自分に合った情報だけをパパッと入手する方が効率がいい、と受け止められているからだそうです。
確かに本を一冊読むというのは、自分の欲しい知識だけを手に入れたいというときには、回り道と感じられることがしばしばあります。
また、有名な作家の本だから読んでみよう、と思っても、その膨大で、ときには冗長な展開に、めげてしまうということもすくなくありません。
この作家は有難がられているけど、いったいどこがいいんだろう?と頭を抱えるなんてこともあります。
それでもそこを堪えて読んで行くと、そうか、こういうことを言いたかったんだなと、なんとなくわかることがあります。
また、一度に全部わからなくても、後からあの場面はなにを言いたかったんだろうと、再読したくなることがあり、そのときにこそ作者が秘めた真意に触れることが出来た、と感じることがあります。
私が本を読む理由は、この暗黒の海のような混沌とした世界を、なんとか向こう岸まで泳ぎ切りたい、その救命胴衣としての役割を本に求めている、ということになると思います。
これは私がこの世界を生き抜くのがヘタで、幾度も遭難し、痛い目に遭ったからということになります。
スイスイと泳げる人にとっては、そんな救命胴衣など要らない、ということになるのだと思いますが。
人生に於いての必要度、というものが各人によって違うのでしょう。
ですがこの本が言っているように、ネットやSNSだけでは到達し得ない深みに、辿り着きたいと思っている人が居たら、やはり本を読むべきではないかと思います。