会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

檜洞丸(ひのきぼらまる)2023.5.12.

今日は西丹沢の最高峰、檜洞丸(1601m)に登って来ました。


朝8時に現地到着、登り始めます。



この沢を渡ると本格的な登山道になります。



途中の見晴らしのいいポイントから景色を眺めます。今日は薄曇りで全景は望めませんでした。



急な登りをしばらく行くと、このような遊歩道が現れます。これは植生を保護するための措置なんだとか。


そして11時20分頃に、山頂に到達しました。



晴れていれば丹沢山塊の雄大な景色が望めるのですが、生憎今日もガスが掛かっています。



山頂にはざっと見て10人以上の登山客がいます。明日から天気が崩れるので、今日を狙って来たのでしょう。天気のいい休日なんかは凄いことになりそうです。


手早くおにぎりを食べて、下山します。


そういえば、山に来てから思い出すのですが、トレッキングポールをいつも忘れてしまいます。ここ檜洞丸は下りもキツイですし、なにか手近なもので代用しようと思いました。



すると、如何にも使ってくれといわんばかりの形の木の枝が落ちていました。これをトレッキングポール代わりに使うことにします。


なんとなく、預言者が持っている杖のようです。そうか、自分は預言者となって、この険しい山に救いを求めて登りに来た人々を、導かなければならないんだな。いつも常備している白いアゴヒゲも付けて、道往く人々に微笑みかけます。


ですがすれ違う人々は、なるべく目を合わせないように足早に去って行くばかり。おかしいな、預言者のご宣託を受けたくないのだろうか?


そしてふと思いました。そうか、預言者はこういう山ではなく、荒んだ荒野に現れるのが常套手段だ。そもそもこんな山に登りにくるような健全な人たちは、救いなんか求めているわけがない。それならこの杖を持ったまま下山して、苦しみの大地で嘆く人たちに導きを与えよう!


三文芝居はここで終わります。


そして14時20分にバイクを停めてある駐車場に戻り、今回の登山を終えました。


この檜洞丸は、登山道がとても整備されていて、登りやすい山だという印象を受けました。ですがネットなどでレポを見ると、急登が続き、決して初心者にお勧め出来る山ではないとのこと。確かに登山道が始まってからは、一息付けるような区間もなく、西丹沢特有のガレ場に足を取られそうになります。


決して油断してはならない山だと思いました。西丹沢の最高峰というだけのことはあるのです。

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