会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

越前岳 2024.3.20. (wed)

今日は愛鷹山塊の『越前岳』という山に登って来ました。


以前におなじ愛鷹山塊の『位牌岳』という山に登りましたが、越前岳はその位牌岳と、双璧を成す存在です。


これが位牌岳(左)と越前岳(右)の姿です。容姿といい、標高といい、とても似通っています。山の名前がわからない子供の頃は、その容姿から、『双子山』と読んでいました。まるで双子が向き合っているように見えたからです。



今日の登山口は、十里木高原というところから登ります。クルマで大分登って来る場所で、この十里木高原の標高が、880mもあります。越前岳の標高が1504mですから、約620mの高低差といったところです。所要時間は2時間と書かれています。


8:30に登り始めました。最初は階段になっていて、電波塔まではハイキングコースのようになっています。しかし丸太の階段がかなり抉れていて、却って避けて通る原因になっています。横に掘れた脇道を、登って行きました。



電波塔付近から、通常の登山道に変わって行きます。この登山道は、越前岳が眼前に見えているため、あそこまで行くんだなという実感が掴みやすく、不安になりにくいです。そういった意味では、こなれた道だなと思いました。



振り返ると富士山が見えます。祝日なので人出が多いかと思いましたが、予報のおかげで抑えられたみたいです。ですが風も強く、時折アラレが混じる荒れ模様です。



クルマで来る途中から雪が見えましたので、登山道にも雪があるのは予想出来たのですが、なかなかの積雪量です。まだ半分凍っているようで、足が入って行くということはありませんでした。硬い雪面を、しっかり踏みしめて登って行きます。



そして、10時20分、山頂へ到達しました。天気も山頂付近では晴れ間が覗いて過ごしやすかったです。これで愛鷹山麓の最高峰を踏破することが出来ました。まあ登山口がかなり高い場所にあったので、ショートカットしたという感は拭えませんが・・・。



山頂からは駿河湾と、沼津~富士の街並みが見えます。登山道は荒れ模様でしたが、山頂付近は暖かく感じられたのは、海からの風が届いているからなんだろうな、と思いました。途中すこしどんよりとした空模様で、なんとなく気分が塞ぎ気味だったのですが、途中から波目が変わったような感覚がありました。恐らく海からの暖かい風が影響したのでしょう。


帰りは雪の融けかけた道を下って行きます。一見すると融けた方がいいと思うかも知れませんが、赤土の斜面は格段に滑りやすく、却って危ないのです。まだ完全には融けていないので、これが春頃になったら大変だろうなと思いました。


13:00頃に駐車場に到着します。


総じてトラブルもなく、順調に登って来れたのでよかったです。また時機を見て、別の山を攻略したいと思います。

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