会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

静岡県知事選の行方

川勝知事の『舌禍』による辞職騒動から、次期知事選への候補者の擁立が始まっています。



候補者は前浜松市長の鈴木康友氏(立憲民主党推薦)と、元総務官僚で副知事も務めた大村慎一氏(自民党推薦)の、二人です。


両氏ともリニアに関しては推進派で、反対を貫いて支持を得て来た川勝知事とは方針を異にします。


リニア問題に関しては、静岡はリニアが通らないからゴネているだけだろう?と取られているかも知れませんが、山梨側のトンネル工事によって、大井川へ流れる水の水量が減ってしまうのでは?という危惧があり、JR側がそれに真摯に対応して来なかった、という経緯があります。地域住民にとって、やはり水が減ってしまうということは、先祖代々守って来たものが失われてしまう、ということであり、容易に納得出来る事柄ではないと思います。


それに、リニアを通したところで、それが本当に経済の活性化に繋がるか?ということです。起点と終点はいいとしても、山梨、長野、岐阜のほぼ山のなかを通して、そこからいったいなにが生まれるというのでしょう?国家的プロジェクトだからいまさら引けないというだけのように思えます。


こういった県民の思いが川勝知事への圧倒的な支持というものを生んで来たわけです。私もリニアなんか通さなくていいと思っています。日本はこういったものに景気の浮揚を頼り過ぎるきらいがあると思います。


話しを元に戻して、知事選の行方ですが、前浜松市長の鈴木氏が立憲民主党推薦、元官僚の大村氏が自民党推薦と、見事にわかりやすい構図になっています。


いまの自民党の支持者がどれぐらいいるのかわかりませんが、官僚出身の大村氏に好意を抱く人はあまりいないんじゃないかと思います。この選挙は今後の国政を占う大事な選挙、などと騒がれると思いますが、私的にはもう結果が出ているように見えます。

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