会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

気を付けなければいけないこと

私の趣味は山歩きや林道の探索ですが、気を付けなければならないことがあります。


まずひとつめは、獣たちとの遭遇です。熊やイノシシ、タヌキやキツネなど、いろんな獣たちが居ます。


また最近までは居なかったのですが、ニホンザルがここに加わりました。道端で群れで歩いているのを見掛けるようになりました。


ニホンザルは狂暴で、女性や年少の人を見ると、勝てると思って威嚇して来ます。成人の男性には歯向かって来ないようですが、群れでとなると、ひょっとしたら飛び掛かって来るかも知れません。


ですがまだまだニホンザルは少数派で、定着するかどうかは怪しいものだと思います。まずひとつには食べ物がないでしょうし、ここにはエサ場がないとわかったら、また何処かに移動すると思います。大事なのは、間違っても人間側が面白半分にエサなどをあげてはいけないということです。サルは他の生物に較べて賢いので、人間が食べ物を持っているとわかったら、あらゆる手段を講じてそれを狙いに来ると思います。にじり寄って来たり、時には脅しのような真似をして奪いに来ることでしょう。決して隙を見せてはいけません。


と、野生の生き物に関しては、こちらが毅然とした態度を取っていれば問題ないのですが、他の件に関しては、それだけでは済まないこともあります。


それは『気』のようなものです。


皆さんも、自然のなかに行って、ここは居るだけでなにかが解放される、と思う場所もあれば、なにか陰鬱としたものを感じる、という場所もあるでしょう。それこそがまさにその場所の『気』が作用しているということなのです。


この『気』というのは、その場所の地形的要因に依ることもあります。広々としていて、風通しがいい、それだけで気分は晴れやかになりますし、藪や雑草に囲まれていて、暗くてジメジメしている、そんな場所では沈鬱な気持ちになると思います。


しかし、それだけではないなにか、もしそれを感じたとしたら、その場所にはあまり近付かない方が得策かと思います。言いたくはないのですが、過去にもしかしたらその場所が誰かの『苦しみから逃れる最期の場所』であった可能性が高いのです。


私は実際にそのような現場に出くわしたわけではありませんが、後から振り返ってみると、日当たりもよく、気持ちのいいはずなのに、なにかがパリッとしない場所、光に包まれていても温かみのようなものが感じられない場所、というのが確かにありました。そして、その場所は、もしかしたらそういう行為があった場所であったのかも知れない、と後から気付くようになりました。


純粋に身体にいいから、ということで、無闇にそういった場所を歩いて来ましたが、恐らくは野生動物よりも気を付けなければならない物があることに気付きました。ですのでそのような『気』の存在には、以前より過敏になっているような気がします。

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