Maybe Next Year On The Mistletoe
私は王道のポップスより、ちょっとハズした感じのする歌が好きです。
Freezepop - Maybe Next Year On The Mistletoe
アメリカのエレクトリックバンドのフリーズポップ(Freezepop)の曲は、ちょっと毒気があるものが多いのですが、風刺が効いていて私は好きです。
この曲は、コロナが猛威を振るっている2020年末に出されました。アメリカやヨーロッパでは感染による死者数もうなぎ登りで、クリスマスを祝うような雰囲気ではなかったと思います。
タイトルの、Maybe Next Year On The Mistletoeというフレーズは、きっと来年はヤドリギ(Mistletoe)の元で、という意味です。恋人同士がクリスマスに、ヤドリギの下で集ったら、キスをしてもいいという暗黙の了解があるそうです。
ヨーロッパでは古来よりヤドリギは神聖な力を持つと言われ、崇められて来ました。ヤドリギの束を玄関に飾ったり、魔除けに使われたりして来たそうです。
コロナ禍の折、こういったユーモアのセンスを発揮して、世のなかに笑いを届けようとする姿勢は好きですね。聞いていて明るい気持ちになれます。
それにしても、こんなにいい曲なのに、1万回再生も行っていないというのは不思議ですね。不当に評価が低いような気がします。
あの気取っているだけの宇〇〇ヒ〇ルなんかより、よっぽど魅力的だと思うのですが。