会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

自分の思想は恥ずべきではない

こんにちは、curiosです。


セミリタイヤというと、なんとなく社会に対して後ろ向きだというイメージを持たれる方も多いと思います。


また日本は一億総活躍社会なんて謳っていることからも、社会参加が国民の義務、という雰囲気を出そうとしてるのがわかります。


よって資産をある程度築き上げ、残りの人生を働かずに生きて行こうとする方法は、ともすれば非生産的だと非難されてしまう可能性があります。


ですが私はここまで働いてきて、とてもこの社会生活は私には勤まりそうにない、という結論に至りました。


最初の工場勤務はある意味地獄でしたし、そこから始まった転職人生も、なかなかにいばらの道でした。途中で何処かへいなくなってしまおうと思ったぐらいです。


それでもなんとかこの歳まで会社員生活を続けて来ました。54歳です。


そしてこの歳まで働いてくれば、年金の給付額もある程度の金額になります。もっとも薄給の会社ばかりでしたので、悠々自適、とまでは行きませんが、質素な生活をする分には不足ありません。これが私の築き上げた血と汗の結晶です。


そして、定年まであと少しだから、なんていう人もいますが(会社を引き留めようとする人の定番的意見ですね)、あと5年、過酷な労働によって、辛うじて持ち堪えていた血管が破裂したらどうなる、と私は思います。折角ここまで積み上げて来た年金を、貰わずじまいで人生を上がることになったら・・・。


仮に一命を取り留めたとしても、身体の自由が利かず、なにひとつ楽しいことをしないまま残りの人生を迎える。そんな結末は想像しただけで寒気がします。


だから、私はこのセミリタイヤという選択を支持します。自分の思想は恥ずべきではないのです。


と、今週会社に出向かなければならない私を勇気付けるための作文を書いてみました。決して惑わされることなくこの言葉を胸に立ち向かって行きたいと思います。

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