会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

氏の行軍

昨日までの寒さから一転、今日は上着を脱ぎたいぐらいの陽気です。


太陽がさんさんと照っているのはありがたいのですが、それにしても振れ幅が大き過ぎます。


歳を取って来るとこんな好天に素直に喜べなくなってしまいますね。なんだか皮膚の表面が粟立ってくるような感覚があり、陽の光を無意識に避けてしまいます。


昨日、喉が痛くなり、病院で見て貰ったところ、『咽頭炎』とのことでした。


最初は扁桃腺が腫れていたのですが、それが徐々に喉全体に移行して、声が掠れてしまいました。


仕事をしていた頃から、ストレスが掛かると腸炎になったり、扁桃腺が腫れていたのを思い出しました。


どうやら抵抗力が無くなり、ウイルスの侵入を許してしまうようです。


まあいまは仕事をしていないので、家で安静にしていることが出来るのでありがたいですが。


仕事をしている頃は、こんなことぐらいで休むなんてひ弱だ、なんていう目で見られていたものです。


同情なんて、一切して貰えなかった記憶があります。それどころか、休んでいるとどんな悪口を言われるかわからない、だから休むな、というプレッシャーを掛けられていたような気がします。


考えると、恐ろしいです。大日本帝国の時のような思想統制を受けていた感があります。


八甲田山で雪山行軍をして、一人一人脱落して行くさまに似ていると思います。


脱落して、遠目から行軍を眺めてみると、みんなで足を引っ張り合ったり、マウントを取り合ったりして大変そうです。そして生産性は上がるどころか下がって行くのです。


いまの日本の社会が陥っている構図が、ここに凝縮されていると思いました。

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