会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

自分の得意なやり方で

いま自分の住んでいる町の、各家庭を回って伝票を記入するといった作業をしています。


昔からの民家が多い町なので、整然とそのメーターが並んでいるということはまずなく、とんでもない場所にあったり、なにかの下敷きになっている、というケースが多く、さながら宝探しゲーム、のようになっています。


前任者からこの仕事を譲り受け、大体のやり方と、難しい家の確認方法を教わったのですが、それだけではとても満足にこなすことが出来ず、あとは自分の勘と嗅覚を頼りにひたすら探して行く、という方法でこなしています。


なにしろ最初の任務なので、すべて自分の眼で確認して行かなければならず、その家のぐるりをひと回りして、それでようやく見つかる、といったことも多く、家の住人にも気を遣います。


すべてが初めてということは、それなりに大変なことだというのを実感しています。ですが自分のものにしてしまえば当分はそれが生業になりますので、この段階を通り過ぎれば楽になることでしょう。


それにしても、私の視力を持ってしても見つけられない物件があることに、少々面食らっています(僭越ですが、私の数少ない取り柄のひとつが視力なのです)。これで新しい人が任務に就いて、スムーズにこなしていたのでしょうか?よっぽどこの仕事に対する熱意と根気が無いと投げ出してしまうのでは?と勘繰ってしまいます。まあ私の場合は現在はこれしか注力するものがないので、なんとしてでもやり遂げるつもりですが。


仕事の内容的には、自分に合っていると思うので(なにしろ人と関わらなくて済むのが良し)、頑張って続けて行きたいと思います。

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