会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

少子化というよりも適正化

こんにちは。


日本の人口が減少に転じて、それ以上に子供の出生数が減って行く現象を、少子化と呼んでいます。


日本は世界でも類を見ない高齢者大国になって行くとのことです。


そもそもの原因は、第二次世界大戦が終わってからの、第一次ベビーブームにあります。戦争が終わって、社会が回り出し、多くの人々が結婚し、子供を産みました。


それに乗じて、本来なら結婚出来ないような人たちも結婚をすることになった。いわゆる、家庭を維持するのが困難な人間です。ギャンブル好きだったり、アル中だったり、学が十分でないような人間、まあ言葉は悪いですが、準禁治産者の一歩手前のような人たちです。


そういう人が産んだ子供たちは、そんな親に育てられたのを後悔するでしょう。そして、こんな思いをしてまで結婚することはない、と決心することと思います。自分が歩んで来た半生を振り返って、どうせ生まれて来たって、ロクなことがないだろうという思いを強くしますから。


それがいまの、少子化と呼ばれる現象に大きく関わっている気がするのです。政府および経済界は労働人口を減らしたくないので、それを必死で警告しますが、どう考えてもその流れを断ち切ることは出来ないのです。


それよりも、いまの時代はそうした準禁治産者的な人たちは間違いなく結婚出来ないという、基準が出来たということです。それによって、不幸な思いをする子供たちもすくなくなった。だから、少子化ではなく、実は『適正化』ということなのです。


私もそういう考えを選択しました。自分が辿って来た道を振り返って、こんなロクでもない人生なら生まれて来ないという選択もありじゃないか、そう思えたからです。


すくなくとも、自分の子供に同じ道を辿らせる可能性は無くなることになります。

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