会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

オフグリッド生活に向けて・2

こんにちは。


アウトドアが流行り出したのはコロナのかなり前だと思います。


それがコロナで行く所が無くなった人たちが一気になだれ込んで来た。だからあたかもコロナの流行がアウトドアブームのきっかけだという風に書き立てるマスコミもあったと思われますが、くれぐれも踊らされないようお願いします。


アウトドアというのは不自由を楽しむ趣味だ、という人がいます。それ自体は間違いじゃないとは思いますが、本来の人間の暮らしぶりというのはもともとそういうものだったのです。だから不自由を楽しむ趣味、というより、行き過ぎた文明から降りる趣味、といった方がいいと思います。


文明の発達によって、我々が生活自体に掛ける手間や時間は大幅に短縮されました。そしてその手間や時間を他のことに充てることが出来るようになった。昔はカマドや囲炉裏で料理を作っていたのを、ガスレンジや電気調理器具で短時間に出来るようになった。また洗濯も、昔は川で洗濯板を使ってやっていたのを、いまでは全自動でほったらかしです。


そしてその余剰な時間を、人類は何に使ったか。主に仕事です。仕事をして、より一層社会が豊かになるよう努力した。


それは一見正しい方向性に見えましたが、人為的な操作があったように思えます。結局、組織という、上位の者にしかメリットがない搾取構造が出来上がってしまった。そしてその組織の維持のために、上位の人間は世論操作をして、現代の生活が優れていて、すべての人にその恩恵を享受させているという誤った認識を持たせるのです。


実態は、ただひたすら労働力を貢がせて上の者をより豊かにするだけの、いびつな構造です。その為に多くの人は、心身を病み、命を縮めてまで無益な労働をしようとするのです。


そこから立ち上がったのが、オフグリッドやセミリタイヤといった新たなライフスタイルを追求しようとする人たちです。

×

非ログインユーザーとして返信する