アンクルトリス
こんにちは。
私も若い頃はどちらかといえば筋肉質だったのですが、歳月の経過によって段々腹が出て来てしまいました。そのせいかパンツを履くときの保持に支障が出て来たと思います。
昔は下半身にもっと『ハリ』があったように思います。即ち、腹は引っ込んで、尻は突き出ている状態です。だからパンツは体型によって自動的に保持されていました。それが50を過ぎた当たりから、腹がデップリとして来て、下半身は貧弱になりました。
昔はベルトをしなくてもパンツがずり落ちることなど無かったのですが、いまでは歩く毎にずり落ちて行きます。それでようやく、
「そうか、ベルトというのはこういう体型になったときの為に使うんだな」、と納得しました。
よく昔の風刺画なんかで見る、樽型で、そこから線のような足が出ているあの体型。あれはまさに、私たちのような下半身が貧弱になって、それに比例して腹が出て来る世代を象徴していたんですね、些細な事ですが、目からウロコでした。
そういえば私がいつもお世話になっているウイスキーメーカーの、マスコットキャラにその人物そのものがあることに気付きました。
通称、『アンクルトリス』です。
この姿は、40~50過ぎの、ウイスキーを飲み過ぎて、運動不足になってしまったオジさん連中の、末路に見えなくもありません。愛らしいキャラですが、その実、ウイスキーを飲み過ぎるとこうなりますよ、という警告を秘かに発しているとも言えます。
山歩きを生涯の趣味と位置付ける私にとって、この『アンクルトリス化』はなんとしてでも避けなければならない現象です。
ベルトをしなくてもパンツがずり落ちない体型になるまで、しばらく禁酒しようと思います。
目指せ、『非アンクルトリス』。同世代のオジさんたち、一緒に頑張りましょう!