会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

歳を取ったら節約一筋では行かない

こんにちは。


セミリタイヤしている人たちのライフスタイルなどを拝見するのですが、若い世代の方は、もの凄く生活を切り詰めている印象があります。


まだこれから先が長いということもあるのでしょうが、一週間の食費を1000円以内にするとか、尋常じゃない切り詰め方です。


そしてそれは、まだ若いから出来ることだな、と感じます。私も若い頃はそんなに食を重視しませんでしたし、粗食でも、それなりに美味しかった記憶があります。


ですが歳を取ってからその食生活をするとなると、まず第一に身体に堪えます。若い頃からのダメージが蓄積され始めると、まず食から見直そうという気になるのです。脂っこい物や、ジャンクな物は、手軽で美味しいですが、胃腸がそれをうまく処理出来なくなります。


そうして素材を選ぶようになるのですが、素材を選ぶと食費はグーンと上がります。いい素材というのは生産者も拘って生産しているからです。お肉を揚げたり味付けを濃くする料理は、揚げれば素材の優劣がわからなくなるし、味付けも濃くするほどわかりません。だから揚げ物やジャンクフードは庶民が手に入れ易い設定になっているのです。


歳を取って来ると、油で揚げた菓子などうまく消化出来なくなったりします。ずっと胃のなかに残って、時々胃酸と共にせり上がって来ることがあります。これがなかなかキツくて、もうキチンと食材を吟味しなくては、という気持ちにさせられます。


よって50代のセミリタイヤ民が、食費を極限まで切り詰めたり、安い冷凍食材を大量に買い込むなんてことをしなくなるのは、当然の理だと思います。格安スーパーなんかの食材は、どういう経路を辿って来たのかわかりませんし、量もそんなに必要ないので、マックスバリュなどの、値段はそこそこでもある程度経路がはっきりしている素材を選ぶという方が理に叶っているからです。


セミリタイヤをした段階で、それぞれ必要なコストを試算しますが、若い頃の食生活のままの計算だと、歳を取ってからの軌道修正が難しくなるかも知れません。

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