会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

食品業界で働くのはNG

こんにちは、curiosです。


私は以前、とある食品会社の倉庫で働いていたのですが、本当に嫌な職場でした。


人間も嫌ですし、職場も嫌ですし、雰囲気も嫌でした。おまけに給料が安いと来ている。


人間は、とにかく皆な殺伐としていました。私はプラッター係を任されたのですが、皆な難しそうな顔をして、面白く無さそうに働いていました。最初に入ったときも、ロクに作業内容も教えて貰えず、唖然としていました。何をしていいのかわからずに、その場で気を遣わなくてはならないことほど苦痛なものはありません。


そうしてその面々は、自分達だけで、仕事終りにパチンコに行こうなどと言って盛り上がっているのです。


こんなに殺伐とした職場で、しかめっ面で作業をして、その仕事終りにパチンコに行く、ここに希望はあるのか?とさえ思いました。


その職場はたまたま派遣で登録していた会社が、人手が足りないからといって押し付けてきたものでした。勿論一週間で拒否しました。


作家の故・西村賢太氏が、『苦役列車』で描いているのも、そんな食品倉庫での日雇いの日々ですよね。あれを読んで、本当に食品業界は殺伐としているんだなと思いました。


私にとってはあの食品倉庫というのは、働いていた人たちには申し訳ありませんが、『この世の終わり』みたいなところでした。


日本が好景気から脱落して、それまでの雇用形態が維持出来なくなると、こういう職場が増えて来るんだろうな、とそのとき実感しました。大げさかも知れませんが、まさに『地獄絵図』です。まともな人間には勤まらない。いや、私が勤まらないと言い替えた方がいいかも知れませんね。勤まる人はいるのですから。


社会に対する適性は、彼らの方があるとさえ感じます。私はそもそも何処に行っても勤まらない半端者ですから。


派遣、日雇い、ブラック、雇止め。数々のワードがこの国の現状を表しています。そのような環境では、殺伐とした環境にもめげない人が生き残れるのかも知れません。


私が今後働くとしても、二度と行きたくない職場のダントツナンバー1です。

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