会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

嫌な夢を見る

こんにちは、curiosです。


ここ数日、会社絡みの嫌な夢を見る回数が多くなって来ています。


私が会社を辞めるきっかけとなった上司と、激しく罵り合う夢、また以前からそりの合わなかった会社の人間を罵倒する夢。


どちらも会社にいる時に、本当にやってやろうかと思い描いていたことばかりです。会社を辞めてからも、こいつらの態度は本当にムカついた、などと心で攻撃して来ました。


会社組織のなかでは、例え誰かの態度がムカついたとしても、手を出したらこちらが悪者になります。また、小意地の悪さに腹を据えかねて、言い返したりするケースも幾度かありましたが、かなり不愉快な目に遭うのを覚悟しなければなりません。


私がそこまで追い詰められて反撃に出るのは、いずれも自分が小馬鹿にされていると認識した時です。ものの言い方や、人に接する態度、そういうもののなかに、コイツを貶めてやろう、という意志を嫌でも感じることがあります。


最初のうちはまあ耐えられるでしょうが、度重なって来ると、自分のなかで衝動が溜まって来ます。コイツにいつか仕返しをしなければならない、今度やられたら思いっ切り怒鳴りつけてやろう。次第に四六時中そのことを考えるようになります。


普段大人しい人間がキレるとヤバい。そういう話をよく耳にします。もしかしたら私もそのタイプだったのかも知れません。ですがこの話のなかには重大な誤謬が隠されています。それは、大人しい人間だから、多少言っても大丈夫だろうという悪ノリ的な行為があったということです。それが無ければ誰もキレたりしません。


そういうことを思い出すだけで、もう会社という所は、浄化されない魂が集まる辺土(=最果ての地)のような所だと言わざるを得ません。付き合っていた面々の顔を思い浮かべても、地獄の業火にもがき苦しんでいるような顔が多かったような気がします。


そこから脱出することは出来たのですが、いまだにその辺土の夢を見てしまうという日々、心のなかに溜まった澱は相当のものだと思われます。

×

非ログインユーザーとして返信する