こんにちは、curiosです。

さて、セミリタイヤを標榜するブログを見ていると、やはり年金を貰える時期までの生活資金をどうやり繰りするかというのが差し当っての問題のように見えます。

若い時にセミリタイヤを選択した人たちは、かなりの長期間をやり繰りしなければなりません。勿論投資などでヤマを当てて当座のお金に困らないという人は別ですが、１０００万とか２０００万とか目標金額を設定して、それでなんとか乗り切りたいという人の方が多数派のように思えます。

３０代で１０００万を貯めてセミリタイヤ生活に入るというのは、かなりの賭けだと思います。年金受給開始年齢は６５歳ですが、残り３０年ちょっとを、手持ちの資金でやり繰りしなければいけません。勿論資金が尽きた時点で仕事を始めるという選択肢もありですが、それまでの期間働いていないというのは、仕事を再開するに当たって、かなりのハードルになることは確かだと思います。

ですが３０代のうちに１０００万円を貯めることが出来た、というのはかなりの信念の持ち主だと思います。私が３０代の頃なんて、貯金なんてロクにしてない感じでした。それよりも、クルマや趣味にお金を使うべきという人たちが多勢でした。それに引っ張られて皆な好きなようにやっていたという感じでしたね。だからいまの３０代の方々は、強い信念を持っているので、例え資金が枯渇してもなんらかの方法で稼ぐ手段を見つけると思います。

逆に嫌な仕事をなんとか５０代まで続けて、それでセミリタイヤした場合はどうでしょう？年金は厚生年金で、生活費ぐらいは余裕で賄えるでしょう。それと、貯金もセミリタイヤを意識した時点でそれなりには貯めている筈なので、こちらも大分余裕があると思います。

実際、私は後者側なのですが、いまの時点でセミリタイヤに対する不安は『ゼロ』です。適応障害が快方に向かったら働かなきゃ、という思いはあるのですが、仕事は思いっ切り『選んでやろう』という腹積もりです。なんなら働いてやらんでもない、ぐらいの心境です。これまで散々裏切られて来た経緯があるので、社会に対して過度な期待は抱いていません。私なりに、踏ん張ってやって来た成果だと思っています。

３０代と５０代の例をふたつ挙げてみましたが、つまりセミリタイヤに適した年齢というのは、その人がセミリタイヤするという意志を明確にして走り始めたらそれが正解、ということになると思います。その人なりに熟慮した上での選択なので、これが正解だとか、間違いだということではなく、その時点ではそれが最適解だった、ということなのです。