会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

忙しいのを見せ付ける姿勢

こんにちは、curiosです。


私はいま心療内科のほかに、普通の病院にも通っています。主に高血圧の治療です。


町の総合病院で、そんなに混むこともないので助かっています。


そこに月に一回、診察に行くのですが、そこで働くスタッフさんたちがとてもテキパキ働いていて、感心します。


診察の前に熱を測ったり、血圧を測ったりするのですが、患者さんを前によく動いていて、それを見て私はひとつの結論に至りました。


それは、彼女らはこういう風に見られるのが天職なんだろうな~、ということです。


私にはそういう感覚がないので、見ていてなんとなくそう思った、というだけのことなのですが。


ですがこういう光景には見覚えがあり、そういえばウチの会社でも見られました。


同じ事務所内で、一方はそんなに忙しくない部署、もう一方は、営業に関連する部署なので、忙しい時は殺人的に忙しいという感じです。


その営業に関連する部署は、忙しい時はまるでその忙しくない部署の人たちに見せ付けるように働いているようでした。自分たちがテキパキと動いているという状況を、快感に感じているようでした。


私はそれを見て、趣味が良くないな~、と思いました。日本人によくいる、アタフタしていることがある種の存在理由になっている人種です。


そしてそういう人たちは、自分たちがこんなにやっているのに、という不満を、なんとなく態度に出してしまうんですね。そのくせ、すこし手伝ってあげようか、という申し出を、結構です、などと言って断ってしまうんです。


結局、こういうトコが、奴隷と称される所以じゃないか、と思いました。そういう状況に自らを置くことを『快感』に感じている人々です。


こういう人たちは、会社組織のあらゆる部署に蔓延っています。そうしてその一見善意のようにも思える『エゴ』を通して、他の人間にプレッシャーを掛けているのです。


その他の人たちは怠けているわけではありません。自らやるべきことをキチンと把握して、全体を見渡しています。


何でも自分で抱え込んでしまう人、自分がいなければ会社が成り立たないと思っている人、休みの日なども出社して、自らを会社に捧げている人。


すべて同類です。


そうして私は、そのような人たちからはヤケに突き上げを喰らいました。自分は決して怠けているわけではないのですが、そういう人たちが目に付くような何かを醸し出していたみたいです。


だから私は、この日本社会の典型的な人種を憎みます。彼らはあらゆる問題の、発端にもなっているのです。

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