会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

結局、世の中は騙し合いなのか?

こんにちは、curiosです。


いまは時間があるのでTVなども日中見たりしているのですが、民放のTVショッピングを流す時間というのは物凄いですね。


昔は深夜と午後2時ぐらいからの枠だったと思うのですが、いまは朝の時間帯もやっているし、お昼もやっています。やっていない時間帯を探すのが難しいぐらいです。


膝が痛い、腰が痛い、眼が霞む、物忘れが激しくなった、そんな症状に効き目のあるブツを素人を模したタレントを使って、さも効果があるように宣伝しています。ですが画面の横に小さく、


『これは個人の感想であり、万人に共通するものでは云々・・・』などと保険を掛けています。はっきり言って汚いです。公共の電波を使って、誇大広告、詐欺まがいのセールスをやっています。


また、家の固定電話に掛かって来る着信は、ほぼキャッチセールスや保険の勧誘となっています。こちらは番号を見て知り合いじゃなければ着信拒否するという手段がありますので、それほど厄介じゃありません。ですがそれ以外の着信も拒否してしまう恐れがあるので、充分通話妨害と言えると思います。いつから世の中は、こんなに世知辛くなってしまったのでしょう。


またこれは私の住む地域での話ですが、近くの空き施設に、フィットネスジムの店が入りました。プレオープンということで、2週間の無料体験サービスを大々的に打ち出して、人が並んでいました。ですがそれが終わるか終わらないかのうちに、なんといきなり店を畳んでしまいました。これはどういう意図でやったのかわかりません。ですが申し込んだ人たちにとっては、出鼻を挫かれた出来事だったと思います。


世の中がこんなに詐欺や騙し合いに満ちてしまうというのは、10数年前には予想出来なかったことだと思います。いや、勿論キャッチセールスや路上での勧誘はありました。ですが、ここまで右も左もという感じでは無かった、と思います。


ここまで世の中が世知辛くなってくると、善良な意図でやっている物事に対しても、疑いの目を差し向けないわけにはいかなくなって来ます。何か後で回収する気なんじゃないか、高額な契約に持ち込まれるんじゃないか、とか。こうなると、もうキツネとタヌキの腹の探り合いです。


昔、金八先生の主題歌に、『信じられぬと 嘆くよりも 人を信じて 傷付く方がいい』という歌詞がありましたが、あれはまだ人の心に良心というものがあるという前提での話でした。いまそんなことを言っていたら、いいカモだとばかりにたかられまくるでしょう。


こんな時代になるのを予見していたわけではないですが、私は幸か不幸か過去に散々たかられた経験があるので、ある程度の心の防衛策は出来ています。それがいいことか悪いことかはわかりません。


私はもうよっぽどのことがない限り、人を疑いなく信じることはないし、友達として心を許すこともないと思います。

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