日本でいちばん高い山の上で思うこと
先日の富士登山で、日本でいちばん高い山に登っているということで、色々思うことがありました。
まず日本という国は、平地がとにかくすくないということです。私から見える限りでも、殆どが山で、その合間に街があるという感じでした。
試しに調べてみたところ、日本において山地の占める割合は70%ということでした。ということは、残り30%の土地に、多くの人が住んでいるということです。
人々は日本の国土の30%上で経済活動を行い、生活をしているということです。
残り70%の山地は、林業や一部の農業で使っていますが、殆どが手付かずで放置されています。
私のような物好きが、時々山に入って山菜を採って来るというぐらいでは、まったくその資源は枯渇しません。
また山菜だけでなく、鉱物なども埋蔵されているはずです。
私の住んでいる静岡県東部は、伊豆半島が遥か昔にぶつかったとされる土地で、現在も伊豆半島側のプレートが下に潜り込み、山々を隆起させているとのことです。
私がよく遊びに行く山では、その谷あいの尾根のひとつひとつに、岩肌が見え、半島がぶつかり隆起しているという状況を感じ取ることが出来ます。岩はもろく、採掘用のハンマーなどで容易に砕くことが来ます。
そのなかでなにか特別な、鉱石が見つかるということもあるかも知れません。
幸いこの山は人がとてもすくなく、こんなことをやるような人は他に見当たりません。
日本の国土の70%を占める山地が、まだまだ手付かずで残されている。そこにはまだ見落とされている山の恵み的なものが残されているかも知れない。
これが富士山で思ったことです。