会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

ミツバ岳~権現山(2022.11.2.)

前回の登山から2日間のインターバルを置いて、また行って来ました。今回は丹沢湖にあるミツバ岳~権現山というふたつの山を回って下りて来るルートです。


このミツバ岳は春のシーズンは大勢の登山客で賑わいます。目的は山頂付近に群生するミツマタという花を見るためです。その頃に行くと、狭い登山道に大勢の人がひしめき合います。


ですがオフシーズンのいまは、人もまばらで動物の方が多いぐらいです。だから自分みたいな心を病んで療養中の人間は、いまの時期の登山がベストなんじゃないかと思います。


8時ちょうどに、ミツバ岳の登山口を登り始めます。最初からなかなかのキツさで、ずっと同じ勾配の九十九折りが、延々と続く感じです。ミツバ岳山頂までは、ルートガイドによると1時間25分ということでしたが、自分的には2時間掛かってしまいました。



山頂にはちょっとした広場があり、眺望も、木々の間からですが楽しめます。ここで栄養補給のためにパンをひとつ齧り、今度はその隣の権現山を目指します。



ミツバ岳から権現山の登山道は、尾根伝いに行く感じで、伸び伸びしていて気持ちがいいです。丹沢湖からの爽やかな風が吹いて来て、時々木に寄り掛かりながら休憩します。そのおかげで、またしても大幅にコースタイムを越えてしまいました。


権現山山頂に着いたのは、11時50分でした。ルートガイドでは1時間5分とありますが、1時間30分掛かりました。まあ休憩も度々取っているので単純に比較は出来ませんが、そんなに自分の脚力は衰えているのかな、と不安になりました。


権現山から北に見える山々を望みます。ここに見える山々も、今冬中に登ってみたいです。


持って来たおにぎりを食べ、ひと休みしてから下山します。


すると、今回の登山でいちばん過酷ともいえるルートに、驚いてしまいました。下りだから尚更そう感じたのかも知れませんが、急峻な岩場のような場所の連続で、これは気を付けて下りないと、ケガをしてしまいそうです。また登山道自体も不明瞭で、どちらへ行っていいのか、明確でない場合があります。事実、要所要所に、


『この登山道、不明瞭な箇所があり、初心者の登山は不向き 神奈川県』


という表示がありました。不明瞭なだけでなく、かなりの危険性もあると思いました。これがルートガイドでは、登山道A級(よく整備された登山道)、体力度2、一般向き、と記載されているのだから驚きです。


ようやく出口の丹沢湖大橋が見えて来ました。色々ありましたが、なんとか無事帰って来れました。

ここからはバイクを止めてある駐車場まで歩いて行くだけです。家に帰ったのは、16時前でした。


総距離は8km程度でしたが、登山道の険しさに少々驚いてしまった登山でした。


今回の登山は、平日だったからというのもありますが、本当に誰にも会いませんでした。静けさを求めて来るのなら、これ以上はない、というシチュエーションです。またあの登山道の険しさは、『権現山』という名の通り、なんらかの修行という意味合いもあるのかも知れません。


それならいまの自分を鍛えるための修行になったことと思います。


いまは登れる時期なので、いまのうちにまた色んな山を登ってみたいと思います。

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