会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

山登りで身体を作る

今日はいい天気になったので近くの山に行って来ました。



向こうに見えるのは有名な金時山です。


昔は自分の住んでいる場所が都会でないのに劣等感がありましたが、いまでは良かったと思っています。身体を使いたければ近くの山へ行けばいいし、遊び場は幾らでもあるからです。


近くのジムもいいのですが、季節の移り変わりを楽しめるのは圧倒的に山です。また山に入ると五感の働きが良くなり、全身の感覚が研ぎ澄まされます。たとえば野生動物の糞尿の匂いがした場合、ここは獣のテリトリーだからすこし気を引き締めないと、と考えたり、動物の鳴き声が聞こえたら、ちょっと立ち止まって近付いて来るのか遠ざかって行くのかを確認したり、いわば昔の人がやっていたことをそのままなぞっているような感覚です。


これは山頂付近に生えていた大木です。この立派な根の張り具合から考えて、樹齢100年は優に超えていると思います。いやもっと、ひょっとしたら江戸時代から生きていたかも知れません。山頂だからこそ、伐採されないで生き長らえて来たのでしょう。


このように、100年前の景色をそのまま目にすることが出来るのも山のいいところです。逆を言えば、我々人間がどんなに頑張ったって、自然には敵わないのです。そのことを思い知るのにも山はうってつけの場所です。


『おい〇〇、お前も此処へ来て、木からのメッセージを謹んでご拝聴しろ、』


と権力志向のお偉方に言ってやりたいです。

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