会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

また人間嫌いを加速させる出来事に遭遇してしまった

私の夢は将来旧車を手に入れ、レストアするというものなんですが、その夢にケチを付けられるような出来事に遭遇しました。


先日、バイパスを走っていたところ、道沿いの中古車ディーラーに気になっていたクルマが展示されていました。


そしてその値札を見て驚きました。そのクルマの相場からすれば、かなりの破格です。すぐさま中古車ディーラーに入り、現物を確認しました。


程度はまあまあ、所々へたってはいるものの、手を掛ければ良くなりそうです。なによりその値段は、すぐにでも手に入れて置いた方がいいぐらいのものでした。下世話な話になりますが、転売するにしても充分元は取れそうです。


オーナーに掛け合ってみると、いまはバッテリーが上がって動かないので、また後日来てくれ、とのことでした。そして大体の金額を聞くと、表示金額にプラス10万円で手に入るとのことでした。とすると、表示金額が15万円なので、総額25万円ということです。


そうして当日、そのディーラーに出向き、実際に走ってみました。タイヤの方から異音は聞こえたものの、とくに問題は無さそうです。


そし実際の金額を確認しようと、オーナーから見積もりを見せて貰いました。すると驚くことに、なんと表示金額に100万円上乗せされていたのです!


唖然とする私に、元からこの金額で表示していた、第一このクルマはそんな金額で売れない、などといけしゃあしゃあと抜かすこのオーナー、もう完全に確信犯です。


私の眼がおかしかったわけではありません。確かにそのクルマのフロントガラスには、『15万円』という金額が表示されていました。バイパスを走っている時に確認したとはいえ、そのような状態でキチンと確認出来ないような表示の仕方がおかしいと思います。


まあ手付金などはなにも納めていない状態だったので、私も穏便にその場を去りましたが、これがなんらかの金銭が発生している状態なら、本当にヤバかったです。そんな業者なので、なんらかの屁理屈を付けて違約金などを払わせられた可能性もありますし。


恐らくはその手法というのは、そのディーラーが客寄せのためにやっているものなんだと思います。取り敢えずは店に寄らせて、後で本当の値段を提示するという、小学生でも思い付かないような戦法です。


それと同時に、所詮個人のディーラーなんてこんなものなんだなという偏見が出来上がってしまいました。お互いクルマ好きという共通項はあるはずですが、そのクルマ好きの正の部分で勝負すればいいものを、負の部分を利用して儲けようという魂胆です。


こういうことをやっていると、悪い評判も立つと思うので、その中古車屋は先細りしていく他ないと思います。


旧車をレストアしたいと考えている自分にとって、すこしケチを付けられた感じです。でもこれを教訓として、今後はしっかり値段の確認をしていこうと思いました。

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