会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

『金の亡者』と『倹約家』は違う

こんにちは、curiosです。


セミリタイヤのエキスパートの方々からすれば、まだまだ未熟者ですが、私は倹約家を自負しています。


無駄なお金は使わないと心に決めているし、ギャンブルや煙草は一切やりません(お酒は肉体労働者のささやかな楽しみとしてどうしても必要)。


かといって、『ケチ』というわけではないと思います。恩義を感じた人にはちゃんとお返しをするし、後輩には時々ジュースやお菓子をおごったりします。


ですがおなじ職場に、コイツどう考えても金の亡者だろう、という存在がいます。


そいつは職位が上なクセに、年下の若い奴に『おごらせる』のです。


若い奴がコンビニに昼飯を買いに行くという時、『ついでにアイス買って来て』と言い付けます。行きがけなので、代金は後で払う、というニュアンスなのかと思いきや、買って来たら、
『サンキュー、』と言ってシャアシャアとおごらせるのです。


若い奴もそいつを慕ってる、というわけではないのですが、親分肌みたいな感じで従っているという状態です。


その様を見るたび、自分がされたように心が痛みます。


皆さんは何のために会社に行ってますか?何のために仕事をしていますか?


自分を向上させるためだとか、社会の一員としての役割だとかの綺麗事はさておき、『お金を貰うため』でしょう。他の言い分をひねり出して来た奴にはジャーマン・スープレックスを(全体重を掛けて)喰らわせてやりたいと思います。


つまり、自分の苦しみと引き換えに得た対価を、そうやすやすと、人に奪われたくないわけです。またみだりに人のお金を当てにしないというのは、社会全体の通念だと思います。そんなことをしたら奪い合いや騙し合いが合法となってしまう。


私の職場の所属長も、そのやり取りが眼の前で行われているにも関わらず、『黙認』を決め込んでいます。だからそれが日常茶飯事のようになっている。


私も、自販機などでジュースを買う時に、『ご馳走さんです!』などとふざけて幾度かおごらされた経験があります。だからもう二度と会社の自販機ではジュースを買うことが無くなりました。まあその反面、水筒にお茶を入れてくる習慣が付きましたので、その点では良かったとは思っていますが。


そいつもやっていることがギリギリ犯罪だということには気付いているらしく、露骨に嫌な顔をすれば当分はして来ません。ですが、ことある毎にそういう攻撃を繰り出してくる。はきり言って、常に警戒していなければいけない状況です。


私は倹約家は自負していますが、金の亡者ではありません。また人のお金を掠め取るような卑劣なマネもしたくはありません。いまの会社を一刻も早く辞めたいのは、こういう卑劣な存在と、それを黙認する存在という、どうにもこうにもならない『終わってる状況』があるからです。お前も黙認しているじゃないか、と突っ込まれるかも知れませんが、会社に問題提起をして、変わることなんてまずありません。私はいままでの経験で、エネルギーをそこに使うなら、自分が変わった方が手っ取り早い、ということを知っているのです。


世の中には道理や道徳が通用しない存在もいる、そう思っていた方が安全です。

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