理力
昨日の矢倉岳でも思いましたが、年に何回かは『理力』が働いているなと思える日があります。
朝、ふと思い立って気になっていた山に登ろうと思い、仕度をします。
それから下調べなどロクにせずに向かい、大体の辺から歩き出します。
登山口というのはいきなり民家の脇から始まるような場合も多く、クルマで探していると見失う場合もすくなくありません。
歩きながら、紫外線でほぼ劣化している案内板を見付けました。この登山口はあまり使われてないルートらしく、放置された印象があります。
それにしても風がすこしも吹いていないのが驚きでした。自分が山に登ろうとしたタイミングで、このような陽気になったというのが、まさに恩寵のような気がしました。
頂上付近でおなじ町の人と出逢いました。一緒のテーブルに座り、長々と話をしました。
人付き合いが苦手な自分が、こんなことになるというのは珍しいです。
そして、頂上付近もまったく無風で、いるだけで癒されるという感じでした。
その方と別れを告げ、帰りの道を辿ります。
帰りは別ルートで下りますが、あくまでポカポカ陽気です。
駐車場に着いたのが15:00でした。
日付けが変わって本日、2月29日は、朝から雲が広がっています。もし昨日がこんな陽気だったとしたら、出掛けようなんて思わなかったことと思います。
また仮に出掛けたとしても、山頂付近ではきっと寒さに震えたことでしょう。
昨日は確かになんらかの理力(フォース)が働いていたなと思える日でした。