会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

紫式部の大河ドラマ?

私はNHKの大河ドラマ枠というのを久しく見ていません。


そのなかでも、今回の『光る君へ』は、ちょっと問題なんじゃないかと思いました。


いままでの大河ドラマは武将の戦いや、史実を忠実に、まあ当然脚色はあるとしても、再現して来ていると思います。


時代考証や、その時代の文化などは、歴史の専門家によってしっかりと裏付けされているものだと思いました。


ですが、今回の紫式部というのは、なにか特別な史実があるわけではなく、ただ作品が残っているというだけのことです。


その時代において、紫式部がなにを思ったか、どう行動したかなどというのは、まったくの想像でしかない、ということになります。


たとえ脚本家の想像力により、『光る君へ』が素晴らしいドラマになったとしても、それは想像の上に成り立っている、いわばまったくの史実に基づかない歴史を題材にしただけのドラマ、ということになります。


綺麗な着物や、優雅な当時の風物を売りにしたとしても、それでは片手落ちというものではないでしょうか?

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