会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

幼稚なルアーフィッシング業界

私の釣りのスタイルは、主にルアーフィッシングで、キャスト、リトリーブ、アクションの一連の流れから、魚がヒットしたときの快感にいつも痺れています。


最近は、渓流でのルアーに嵌っていて、清冽な流れを遡行して行ったその先に、宝石のようなヤマメ、イワナが反応してくれる、そのプロセスに酔いしれています。


数を釣る釣りではありませんので、延々と釣り上がって行って、ようやく1尾、ということも珍しくありません。


ですが自然のなかで身体を酷使し、心地よい疲れを実感する、その過程こそが最高なんです。


前置きが長くなりましたが、ルアーフィッシング業界というのは根本的に幼稚です。


新しいルアーが出たら、まるで魔法のようなルアーが出来たといわんばかりに、その性能を喧伝します。


新開発のなんとかシステム、なんとか製法により、夢の釣果を実現!なんて期待を抱かせます。


ですがじつはルアーというのは黎明期から進化していません。フィンランドのラウリ・ラパラが初めて作ったプラグから、根本的な構造は変わっていないのです。



極みのシャッド、熟成しました。"SHADING-X R"アクション動画


要は、魚の形をしたボディに、引っ張ることによって左右に動くためのリップを付ける、という構造は、なんら変わっていません。だからどんなに先進的な性能を喧伝しても、ルアーそのものの持つ基本的な骨格は、ほぼ同じなのです。


上記の動画を見て貰ってもわかりますが、あたかも革新的なルアーが出来た!と視聴者を幻惑しますが、じつはなんら釣果に変わりはないのです。


新しいルアーが出る、その度毎に、目覚ましい性能のものが出来上がったら、苦労しませんよね。そんななかで釣れるのは、昔から生き残っている定番のものだけだったりするのです。


そんな小手先の技を延々と続けているルアーメーカー、そしてそれを承知で乗っかっている一部のルアーマン。


まあいいコンビなのかも知れません。

×

非ログインユーザーとして返信する