会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

最後の武器は自分自身

ネットニュースなどを見ると、暗い気分にしかならないことがあります。


とくにここ何年かの日本は、いい兆しというのが見られず、人口減少という問題がすべてに暗い影を落としているのがわかります。


人手不足→路線バス運転手不足の為廃線・介護士不足最後はベットに縛り付けられて臨終・外国人労働者も円安で来なくなる、それどころか日本から出稼ぎに行くようになり、優秀な人材からいなくなる。


・・・本当に酷い気分になりますね。


これがまだ数年前は世界第二位の経済大国だったというのだから驚きです。


このように、現代のジャーナリズムというのは、最悪の事態だけを取り出して、それだけをことさら強調したがるクセがあります。


人手不足によるサービスの低下、認知症による悲惨な最期。


これらを額面通り受け取るには、まだ早過ぎます。


現在の人手不足というのは、いまの企業があまりにも搾取し過ぎて、働く側がやる気を失っているだけということが多いのです。賃金を上げるなどの対策をしていますが、まだまだ企業側が内部留保を吐き出していない、というか、労働者側の足元を見ている。


それなら、落ちるところまで落ちようじゃないか、と様子見している労働者が多いのです(私もその一人です)。一回この社会がダメになって、そこから再スタートとなるまでじっとしていよう、その方が痛快だ。そんなことを思っている人が予想以上に多い。


また、認知症患者になって、人手が足りず、最期は糞尿塗れになって死ぬ、そんな話も、そんなに大げさに受け取らない方がいいです。


何故なら認知症にならないよう心掛ければいいのですから。認知症予防の薬もどんどんいいものが開発されていますし、自分自身も寝た切りにならないよう足腰を鍛える、畑をやって毎日の日課を作るなどの対策をすればいいと思います。それでもなお認知症になってしまったというのなら仕方がありませんが、まあ認知症になってしまったら自分のこともわからなくなりますから(自分自身は)それほど悲惨だとはならないと思います。


このように、言われているほど将来が暗いわけではないのです。それよりも、自分自身がそうならないよう、万全の態勢を作るということに注力すればいいだけの話です。


企業側がまだまだ労働者の足元を見ているというのなら、それに耐えられるだけの体力(働かないでも済むようなライフスタイル)を付ければいいだけのことですし、認知症になりたくないなら、普段から身体を鍛えておくなどの自衛策を取ることが大事です。


つまり、この社会の変化に対応出来るだけの適応力・スキルを身に着けて置けば、なんの不安も生じません。


だから最後の武器は、取りも直さず自分自身ということになります。

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