会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

仕事での宿命

いま検針の仕事をやっています。


仕事自体に不満はまったくなく、もうすこしこの仕事の割合を増やせたらな、と思うぐらいです。


2ヵ月に一度で、大体2週間程度で終わってしまうので、実入りがすくなく、とてもこれだけでは(生計を立てられるかという意味では)やって行けません。


ですがその他の面では実に自分の性分に合っている仕事で、足腰の立つ限りは絶対にやって行きたいと思う仕事です。


ですが、やはり平穏無事に終わるわけではないということを実感することもあります。


昨日も、とある家のメーターの位置が見つからず、家の周りをウロウロしていたところ、すっかり不審者扱いされてしまいました。


夫婦で出て来て、あそこにあるじゃない、と言われ、まあ入り口の脇にあったのですが、落ち葉に隠れるような形になっていたので、自分的にはしょうがないと思ったのですが、


「あそこにあるのにねぇ」、などとまるでわかってないというような言い方をされました。


(そりゃお前らはわかっているだろうよ、自分の家のメーターの位置ぐらい。だがそれを800軒回るこちらの身にもなってみろってんだ。賭けてもいいが、お前らの方が見つけられないぞ。そうなったときのことを考えてみろ、自分に降りかかったときのことを考えてその人に接するということが何故出来ないんだ?だからデリカシーのない奴は嫌いなんだ、このブ〇野郎)


まあそんな負け犬の遠吠えを繰り返しながらそのエリアを後にしましたが、こういう思いを大抵一回はすることになります。それがこの仕事の宿命とも言えそうです。


ですが自分的には誇りとプライドを持って遂行することが出来る数少ない仕事です。あんなブ〇野郎共には絶対見つけられないメーターの場所があるのです。


そこに行って、


『さあ、トリュフの位置は何処でしょうねぇ、小ブ〇ちゃんたち?その鼻とケシ粒のような眼を使ってしっかり探し当ててちょうだい、いいこと?』


などと毒付いてみたいものです(相当根に持っている)。

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