会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

星月夜

こんにちは。


ゴッホの『星月夜』は、もっとも有名な作品のひとつです。


私自身も、思い入れがある絵画のひとつです。




この作品は、ゴッホが晩年に、精神病院に入っていたときに描かれたとされています。


実際に、ゴッホがいた病室からはこのような村落は見られなかったとのこと。あくまでも心象的な捉え方をしたのでしょう。


なぜ私にも思い入れがある作品かというと、会社で居場所が無く苦しい思いをしていたとき、この星月夜は、そのやるせない心情を代弁してくれていると思ったからです。ゴッホはきっと、そのようなやるせなさを精神病院でずっと感じていたのでしょう。


このような心象風景を、一筆一筆に力を込めて描き上げる、もの凄い労力を要する作業だと思います。その翌年、ゴッホはピストルで自分の頭を撃ち抜いてしまいます。


ゴッホの命を削り取るような創作活動は、すくなくともある種の人々の心を救い、勇気付けてくれているように思えます。

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