マンガを読むとバカになる?
こんにちは。
私も若い頃は少年誌などのマンガ本を読み漁っていましたが、このところ読まなくなりました。
40を過ぎてからは、単行本を買うこともほぼ無くなったと思います。
ブックオフなどに行くと、私より年代が上だと思われるオジサン連中が、マンガコーナーで長時間立ち読みしていたりします。
別にそれが悪いというわけではありませんが、ちょっと考えさせられますね。
マンガが低俗だというつもりはありません。普通の本でも低俗なものはありますし。
マンガというのは情報量が圧倒的に少ないのです。ページを開いてデカデカと書かれた絵に迫力はありますが、そのコマが大きければ大きいほど1ページあたりの情報量はすくなくなります。そうしてそれに対して吹き出しの文字は僅か数行。
またあの画面を切り裂くように描かれる擬音。『ギャー!!』とか、『シャキーンッ!!』などの過剰な効果(音?)。
ああいうのをなんのためらいもなく読んでいると、次第に感性が鈍感になってしまい、そういった効果無しでは物語を読み進められなくなってしまいそうな気がします。
マンガは様々な絵が描かれていることから、感性が磨かれると思いがちですが、実はそうではないらしいのです。
マンガの形というのは実は定型があって、それに沿って書かれているだけで、読者はそれをなぞっているだけに過ぎないとのこと。
だからさしたる知的な刺激がなく、最終的には暴力やエロスなど、そういうものに進んで行かざるを得ない、なんとなく心当たりありませんか?
またブログなどで、よくマンガの一コマを切り取って風刺的な効果を狙っておられる方も見受けられますが、あれは幼稚に思えてなりません。
言いたいことがあればその言葉を載せればいいだけじゃないか、と。なにか面白いんですかね、あれは?
マンガは日本が誇る文化、といいますが、裏を返せば日本人の幼稚性を象徴する文化でもあると思います。