会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

貯金1000万の可能性

こんにちは、curiosです。


私の家は特別金持ちでもなく、どちらかというと中流よりちょい下の暮らしぶりだったと思います。父は地方公務員で、母はパートに行っていましたが、途中から身体を悪くして家で専業主婦をしていました。


私は大学へは行かず、そのまま就職という道を選びました。


好きなことには抵抗なくお金を使っていたので、借金するほどではないけど貯金もそれなり、という感じでした。また35歳の時に当時の家を建て直すために住宅ローンを組んだので、65歳までローンの支払いを抱えています。


この時に現在の家を建て直すか、それとも引き払って何処か他所に移るか、ということを検討したのですが、やはり両親が高齢になった時のことを考えて現在の家を建て直すことにしました。本当は、引き払って何処か安い賃貸に引っ越したかったのですが。


それからは私もあちこち会社を移るのをやめました。やはり住宅ローンを抱えているという心理的負担は大きいです。これで会社を変わったら、生活が立ち行かなくなってしまう。そんな不安に襲われます。今から考えるとそんなことはないのですが、やはり住宅ローンというものの持つ『ここが踏ん張りどころ』感は流石です。


さて、そんな感じで会社生活を重ねてきて、貯金というのも、意識はしていないけどそれなりには心掛けるようにしました。と言っても、自分のなかでの無駄遣いはしないようにする、といったぐらいの基準ですが。


それでも、時が経つというのは偉大です。とある機会に、自分の預金額の総額を見てみた時に、とうとう1000万円を超えていたのです。


自分の半生を振り返っても、とても誇れたものではありません。幾つも会社を変わり、時には半ばヤケになっていました。人間嫌いにもなり、友達なんてロクに作りませんでした。人間と関わってるくらいなら、自然のなかに身を置いた方がいい。本当にそう思っていました。


また、所々で、人のお金を当てにする、奪おうとする、そんな奴にも遭遇しました。そんなときには必死で守りました。社会というのは犯罪予備軍の巣窟です。詐欺師や、チンピラまがいのゴロツキが平気な顔をしてのさばっています。そんな奴らから自分の資産を守らなければなりません。


そんな奴らの猛攻をかいくぐって、貯めた1000万です。はっきり言って、人のものを騙し取って集めた1000万の、恐らく数百倍は価値のある1000万だと思います。


勿論、住宅ローンは並行して払っていますので、相殺したら目減りしてしまうでしょう。でも住宅ローンは借金というより『資産』だと前に聞いたことがありますし、もし投資で住宅ローンを上回る金利が得られたなら、その分得をすることになります。まあこの先どう転ぶかわかりませんが。


なにより、この人生における一大転換を体験することが出来た、これが一番大きいでしょう。動画などでも1000万貯めると云々、というものがありますが、精神的転換という効能が一番大きいと思います。次のステージに到達した。しかも自分の力で。


貯金1000万の可能性は、そこにあると思います。

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