会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

戦士の休息

こんにちは、curiosです。


仕事での一件が発端となり、適応障害の診断を受けて、傷病生活に入りました。


その後、療養生活を続けていますが、会社との距離は遠くなるばかりで、次に会社に行く時の対応自体がストレスになりそうな気がしています。


私の職場は昔の気質で、こういうことに対する気遣いをしてくれそうな人が皆無です。こんな心の病になって、よく言われるなんてことはまずありません。それどころか、アイツは仮病を使っている、とか、手当が出るからその方がいいんじゃないか、とか、言ってみればズル賢いヤツ、ぐらいにしか見てくれていないと思います。


仮病を使っている、という意見に関しては、断固反論したいです。何故ならキチンと心療内科に診察に行き、診断書を書いて貰ったからです。病院の先生だって診断書を書くというのはそれ相応の責任が生じるものです。また私もいままで働いてきて、仮病を使ったことなどありません。働ける状態であれば、キチンと何処かに働き口を探します。


ふたつめの、手当が出るからその方がいいんじゃないか、に関しては、否定出来ない所です。いまの職場でガンガン働かされて、給料を貰うよりも、こうやって傷病生活をして、少ないにしても、生活費を賄える、そちらの方がいまの私には何倍もありがたいからです。こちらに関しては、そういう図式が成り立ちます。


適応障害やうつという心の病気に関しては、昔からこういった議論があったと思います。言わば軟弱なだけ、という見解です。だから昔の人に掛かると、そんなの気合が足りないだけだ、俺が叩き直してやる、という風に片付けられるのがオチです。


でも昔から、精神疾患の気があった自分にとっては、今のこういう制度があるのがとても有難いと同時に、その制度にすがりたいという思いがとても強くなっています。いままで疾患を抱えながら頑張って来たんだ、だからすこし休ませて貰いたい、ちょっと自分を美化し過ぎかも知れないが、『戦士の休息』だと思って貰えれば・・・。



薬師丸ひろ子「戦士の休息」
・・・最近この動画を見て心が洗われてしまったので、貼り付けてみました。


これをオチにするつもりはまったくありませんが、本当に、心の病を抱えている人は、いままでその疾病に対する理解が無かったと思います。だからいままで苦労した分、すこしの余禄を与えてくれてもいいんじゃないかと思うのです。


適応障害やうつは、決して怠け病なんかではありません。

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