ブラックニッカクリアは美味しい
こんにちは、curiosです。
いままで結構ウイスキー関連の記事を出して来ましたが、すこしお高く止まっているという感が無きにしも非ずでした。
ハマりだすとそっちの方へトコトン向かってしまうという凝り性な性格のため、ウイスキーの歴史などを紐解いていくと、どうしても正統派なウイスキーを取り上げたくなってしまい、シャレオツな洋物のウイスキーばかり取り上げてきたような気がします。
ですが日本はいまや世界の5大ウイスキーに数えられる立派なウイスキー生産国です。その日本で生産しているウイスキーを疎かにして、舶来物ばかりを有難がる態度ばかり取っているのは、一部のエセ文化人と変わりありません。日本が築き上げてきた正統派のウイスキーも、評価して行きたいと思います。
さて、日本のウイスキーはいまや世界的な人気で、一部の高級な銘柄は定価での購入が困難です。ですのでそれらはまたの機会にして、最も一般的なウイスキーからご紹介します。
ニッカウヰスキーの、ブラックニッカクリアです。恐らく日常的に、最もよく飲まれるウイスキーのひとつです。私もハイボールにしてよく飲んでいました。
これを大容量のペットボトルで買って、小さな瓶に小分けにして飲むという、恐らく誰もがやるであろう小技もやっていました。
そんな身近なウイスキーですが、ウイスキー沼にハマり込んでいくにつれて、その出番は少なくなって行きました。やはり本場のスコッチや、バーボンといったものに魅了されてしまい、身近であるが故に、すこし軽く見てしまったのです。
ですがスコッチやバーボンのなかにはクセの強いものもあります。そのクセが持ち味という面もありますが、あまり体調の良くない時にはすこし辟易してしまうということもありました。
そんなときにこのブラックニッカクリアを飲むと、普通に美味しいのです。いや、かなり美味しいと感じました。
やはり日本人の舌には、日本で造られたウイスキーがマッチするということなのでしょう。後味の悪さがないスッキリした味です。日本というのはクセを極力無くした味わいを出すのがうまいと思います。
ウイスキーの世界に入り込んで、すこし遠ざかっていたスタンダードなウイスキーですが、その美味しさを再確認しました。日本のウイスキーの定番として再評価しています。