会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

無機物に還りたがっている存在

こんにちは、curiosです。


ゴールデンウィークですが、たまに街中に買い物に出る程度で、粛々と過ごしています。


今日はとても天気が良く、夏のような陽気でした。国道を走っている時に、空の稜線に入道雲のような白い雲が見え、なんだか遠い日のことを思い出しました。


いつかの遠い日ですが、やはりその頃も自分は空を見上げ、この世界から消え去りたい、と思っていました。


同じ角度から空を見ると、以前に同じ場所を通った時の記憶が蘇るものです。何年前かは知りませんが、自分は虚しく空を見上げていた。その何年か前、またその何年か前も、同じように空を見上げていた。


心理学者のフロイトは、『すべての生物は無機物に還りたがっている』と説きました(専門的な観点から言うともっと複雑だと思いますが)。つまり無になりたがっている。


この社会でそれを一度でも思わなかった人が果たしているでしょうか?苦しいこの世界から消え去りたいと。


私は自分からは死は選びませんでしたが、そのような場所若しくは境遇を、若い頃から切望して来ました。


実はその境遇はセミリタイヤに近いのです。ひっそりと、誰とも関わらず、自分の蓄えた財によってのみ、生活して行く。


会社を離れて久しいですが、街中で必死に働いている人たちを見ると、もう自分は人に小突かれながら働くのはムリだ、という思いしか沸いて来ません(実際に小突かれているわけではないですが、同じようなものです)。


いまやっているセミリタイヤに向けての試み(投資など)が、なんとか形になるのを願わずにはいられません。


また、別の副業のようなものも、うまく形になればという感じです。


私は60を待たずして、この社会から離脱しました。それを脱落と捉えるか、好機と捉えるかは、人それぞれです。


私は好機と捉えるつもりです。

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