頭のいい人たちの戦略
こんにちは、curiosです。
長く休んでいると、色んなことを思い出したり考えたりしますね。それを幾つか挙げてみます。
まず日本人は勤勉という定説がありますが、私が知る限りそれは間違いです。頭のいい人や、したたかな人ほど自分では働きません。皆なで何かをやるという時、決まって高みの見物を決め込んでいます。それを見せないようにするのが技といえます。
また指導者の中には、とにかく人を酷使したいというタイプの人がいます。そういう人は敢えて『勤勉なフリ』をして部下を鼓舞したりします。その演技力は大したものです。
会社組織という共同体から逃れ、いままで自分が『??』と思った瞬間のことを思い出してみると、ああそうか、と思うことが多々あります。それは頭のいい人たちが、自分の戦略を隠していたんだな、ということです。
いまの物質至上主義が始まって、まだわずかです。人間の活動がそこに集約されてしまっているので、なにが正しくてなにが間違っているのか誰にもわからない。ただ言えるのは命令系統に従って上位の人に従うのが正しいとされることです。
それが最近の、異常ともいえる事件の発端になっている気がしますね。上司が絶対という固定観念に縛られ、追い詰められて自殺してしまったり、その上司の暴走を喰い止めることが出来なくなって会社自体が傾く羽目になったり。
それに似た話で言えば、某ロシアの独裁者が大量虐殺を行っていますが、実際昔は英雄とされていた人達も同様のことを行っていたのです。それが史実によって隠されてしまっている。
アメリカ大陸を発見したコロンブスなんて、先住民たちを追い払うきっかけになった極悪人ですからね。私が子供の頃は、『世界の偉人伝』の常連だった。アメリカ大陸を発見して凄いなあ、なんて呑気に思っていたわけですが、その裏でどれだけ残虐な行為を働いていたか知れない。アメリカ大陸は元々先住民の国だったのです。それを西側諸国(いまロシアの行為を非難している面々ですね)が殲滅させてしまった。そして涼しい顔で、世界の秩序を守らなければ、なんてほざいている。
なにが正しくてなにが正しくないか、誰が裁くべきで誰が裁かれるべきか。すべては力関係とその後の国同士の交渉で決まります。正義や道徳なんていうものはその後の付け足しでしかありません。
それを思えばこの現代社会の非情さも当然だということになります。それに気付くのが早いか遅いか、そこがこの社会を生き抜くコツとも言えます。