会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

身体は必死に抵抗している

いまは検針の仕事をしています。


先週罹った咽頭炎の気配がまだあり、喉の奥がイガイガしています。


風邪の菌が身体に入ると、身体は熱を出して、菌に対する抗体を作ろうとします。その過程でボーッとなったり、寝込んだりするわけですが、それはある意味正常な反応なわけです。


そして風邪の菌との戦いに勝つと、熱は引き、身体も元通りになるのですが、どうやら歳を取って来ると、その熱を出すという過程がうまく作動せず、熱が出ないまま菌と戦うような状態になってしまいます。


これが長引くと不快なまま過ごさなければならず、いっそ熱が出て、2~3日寝込んで回復出来たらどんなにスッキリすることか、と思ってしまいます。


喉の奥がいつまでも違和感があり、不吉な咳がケホケホと続き、なんとなく気だるさが抜けない、これが歳を取るということなのかと、歩きながら思ってしまいます。


ですがそれでも、身体はその菌をこれ以上身体の内側に入れまいと頑張っている、そんな風にも思います。これが喉だけでなく、脳にも入ったとしたら、こんなことをしていられなくなってしまいますから。病院のベッドで寝た切りになり、自分のライフワークともいえる近隣の山の制覇が未踏に終わってしまいます。


自分の身体は、自分が思っている以上に外敵の侵入を防いでくれている、意識するしないにかかわらず。これって何気に凄いことです。


身体さえ健康なら、お金の多寡にかかわらず人間は幸福に暮らして行けます。


歳を取って来るとおのずと理解出来る真理です。

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