会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

視野

私の数少ない取り柄が『眼の良さ』であることは過去にも述べた通りです。


なにかを見付ける、自然のなかに潜んでいる危険を察知する、そのような事柄にかけては相応のものがあるのではないかと思います。


若い頃はそんなに意識していなかったのですが、歳を取って来ると想像以上にこの能力が重宝することがわかりました。


歳を取って来ると視野が狭くなり、自分では通れると思っていても頭をぶつけたり、ちょっとした段差に躓いたりと、思わぬ支障が出て来ます。


そういうことが普通よりは回避出来ているように感じます。


また、物理的な側面だけでなく、思想的な側面においても同様です。


『視野狭窄』、『視野が狭い』、そんな言葉を聞いたことがあると思います。


これは額面通りの意味も勿論あるのですが、物事を見る視点という意味もあると思います。


誰かの行動や言動を、重箱の隅をつつくような視点でしか見れない人、なにかにつけて批評的な観点で物事を見てしまう人。


そういう人たちは結構な割合でこの世のなかに存在し、傲慢な主張を繰り返しています。


そういう人の発する言葉は棘があって、キンキンと耳につきます。


また内容は一見正論のようにも見えますが、その実空疎で、どこにも辿り着くことがありません(ヤフコメでよく見る人たち、といえば想像がつくと思います)。


こういった人たちのようにはなりたくない、と思います。


物理的な『眼の良さ』だけでなく、思想的な『眼の良さ』も維持しなければなりません。

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