会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

地震大国に住むということ

このところの地震で、改めて日本の土地の危険性みたいなものを再認識した人も多いと思います。


私もちいさい頃から、東海大地震はいつ来てもおかしくない、などと脅され、いつも怯えていました。


昔の家は安普請の木造建築だったので、ちょっとした振動で窓がカタカタと揺れ、いつも一目散に外に逃げ出していました。


ここ最近は、南海トラフ巨大地震などといわれ、すこし南下した四国までの一帯がヤバイといわれています。


ですが私の住む地域には、日本の象徴ともいえる『富士山』が鎮座ましましています。


この富士山、以前は休火山とされていましたが、最近は活火山と言い直されています。


いちばん近いところでは1707年に宝永の大噴火があり、辺り一面を火山灰が覆い尽くしました。


この噴火によって富士山の麓の村は耕作不能となり、他所へ移住する人たちも出たそうです。


そうでなくともこんなとこにいたら、またいつ噴火するかわからない、そう考えてこの地を去る人がいてもおかしくないと思います。


ですが人間というのは不思議なもので、時間が経つと、またその場所に戻って来るという習性があります。


住み慣れた土地というのもありますが、自然と引き寄せられるものがあるみたいです。


日本なんてどこへ行っても安全じゃない、そう考えれば地元に戻ってまた注意しながら生活する、というのが最適な折衷案なのかも知れませんね。


人間の持つタフさ、バイタリティ、そういったものが原動力となっている気がします。

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