会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

世界はオートバックスの待合室のようなもの

若かりし頃は、私も一丁前にクルマのパーツなどに拘ったものでした。


いまでは想像も付きませんが、購入したクルマのホイールを変えたり、内装をいじったり。


また当時は若者はみなクルマを持つのが当たり前のようになっていて、そのなかで自分の拘りみたいなものを出すというのがキモでした。


だから購入したままでは、なにかしらケチを付けられたものでした。


新車で買ったカリーナに、レース編みのヘッドカバーが付いていて、そのまま乗っていて失笑されたこともあります。


だから当時はオートバックス、イエローハットなどのカー用品店に、結構通っていました。


勢いでアルミホイールを変えたこともあります。ケチな私としては考えられないことです。


その待ち時間に、カー用品店によくある待合室に行きます。


・四角く囲まれた部屋に、タバコの匂いが染み付いています。


・壁はヤニで汚れています。


・本棚には、ヤンマガで連載されていたようなゴクドー系の漫画が鎮座ましましています。


・・・なんだ、なんなんだ?この空間は。


仕方がないので漫画を手に取り、パラパラとめくりますが、その空間と匂いが醸し出す煮詰めた雰囲気に、すっかりヤラれてしまいました。


世界はオートバックスの待合室のようなもの、というのはそれ以降私のなかで確立されたテーゼです。


即ちク〇なのです。

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