一日一日、死に近付いている
先日のキャンプ、焚き火をしたり、好きなものを食べたりと、自分の好きなことを思う存分出来たので、ストレス解消が実感出来ました。
朝は思わぬ寒さに凍えましたが、日が昇るまでじっとしていました。
この寒さに耐えて、じっとしている、というの、ひょっとしたら、能登地震の被災地の方も経験していることなのではないかと思いました。
しかも私は一日だけですが、被災地の方は延々と続けて行かなければなりません。
このなかで、ひょっとしたら簡単に死のことを考えてしまうなんて人も、出て来るのではないかと思いました。
人間、みんな意志が強いという方ばかりではありません。
早く楽になりたい、もう解放されたいと願う方々も同じくらい居られると思います。
かといって私はただ同情のためだけにこういう記事を上げたわけではありません。
私が実感したのは、本当に、人というのは一日一日、死に近付いているんだなということでした。
人生、いいことばかりではありません。というか、私の場合は相対的に悪いことの方が多かったような気がします。
この苦行のような人生を文字通り悪戦苦闘しながら生きて来て、ふとキャンプの朝に気付くのです。
そうか、こうやって人は死に近付いて行くんだな、と。
それは痛みのようなものですが、受け入れられるものです。
自分が一瞬たりとも倫理的な誤魔化しをしなかったということ、自分の理念に従って生きて来たということを裏付けてくれる『証拠』のようなものです。
キャンプの朝にはそれを実感出来るような気がするのです。