会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

いまを楽しむことが大事

今日は床のワックス掛けをしていました。


なにしろ時間はタップリあるのですから、好きなときに好きなことが出来るのはいいことです。


勤めていたときは、年末の忙しない時期に、他の用事と併せてやっていました。そして年越しを迎えてやれやれ、といった感じでした。


勤めていたときから、そういうことに対しての素朴な疑問があったような気がします。休みはほぼストレス解消に費やされ、年末の忙しない時期の合間を縫って掃除なり何なりを片付ける、これってバカらしくないか?


なんで会社に勤めるということが、こんなにも他のことを犠牲にさせるように出来ているのか。お金のためとはいえ、自分の時間を有効に使えないほどのギチギチのスケジュールしか組めないのはおかしくないか?


最後にいた会社は紛れもなくブラックだったので、その傾向が助長されたのは間違いないですが、そのピラミッドを作ったのはいまの社会です。社会の在り方がそういう歪みを是認するように出来ていたということです。


日本の社会では、定年になってから好きなことが出来る、だからそれまで頑張ろうという考え方が一般的です。ですが60歳(今後は65歳)になって、好きなことが出来るなんて遅過ぎませんか?


例えば、山登りが好きで、定年になったら連泊してアルプスを制覇しようと思っている人。そんなことは心身ともに充実している現役中にチャレンジした方がいいに決まっています。55歳の私でも35歳ぐらいのときの方が足腰が丈夫だったと実感しています。精神的にも肉体的にもピークにあるときに、やりたいことをやるというのが最善の選択だと思います。


そのような選択を取らせなかった日本の社会、まあ取ろうと思えば取れたのでしょうが、その犠牲はどんなものか、容易に想像が付きますね。


なにもかも欧米化しなくてもいいと思うのですが、いまの日本のシステムはもう崩壊しています。なにより生産性が先進国のなかでも最下位に近いというのがそれを物語っていると思います。


仮にここで夏と冬に長期休暇を取らせるようにしたとしても、多くの日本人はその休みをどう使っていいかわからないと思います。そしてなにもしないんだったら会社で業務をこなしていた方がいい、などと暴言を吐く人まで出てきかねません。


まあいまを楽しむということが出来る人は、気兼ねなく休みましょう。

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