会社という容れ物でやって行く人たち
先日一ヵ月半ほど勤務した監視業務の仕事で、久々に働くということを味わいました。
業務的には肉体労働がなく、楽な職場なのですが、やはり精神的に色々あり、会社というところに勤めるというのは生半可なことじゃないんだな、と思い知らされました。
いきなりですが、私はもう日本的な企業形態というのはダメなんじゃないかと思います。それは新しいものを受け入れないという気質が、あまりにも大きいからです。
毎日のチェック項目、それを帳簿に記入するのですが、そんなものをいつまでやっているのか?
またPCにも入力するのですが、そんなことをしてなんの意味がある?そういういことを、皆が思っているにも関わらず、誰一人止めようとは言わないのです。
こんな旧態依然としたしきたり、ムダだよね、ということを誰もが思っているのですが、それを止めようと上司に提案をしない、また言い出せないという雰囲気があります。
これこそが、いまの日本が陥っている病理だと思います。
まあ毎日勤務さえしていれば安泰だからね、本音は大方そんなところだと思います。ですがこれからますます先細りして行くのが目に見えている社会で、そこにしがみ付く意味はあるのでしょうか?
私が見切りを付けた会社という場所、そこでひたすら働いている人たち。
ものの哀れを感じるにはまだ時期尚早ですが、敢えて問題提起してみました。