こんにちは。

私が言うのも何ですが、表題の通り、『会社を辞めたぐらいで人生は終わらない』というのをいま現在会社勤めに悩んでる人たちに教えて上げたいです。

私も若い頃は盲目的に、何処かの会社に所属していないと社会的に葬り去られてしまう、と信じ込んでいました。いわばこの労働型社会にあって、足を止めた人間は容易には浮かび上がれない、という迷信に、惑わされていたのです。

会社というのは規模の大きい要塞のようです。そこに所属していれば、よっぽどのことが無い限り生活に困るということはありません。

ですがその代償が、個人の人格の抹殺、行動の統一、会社に対する忠誠など、凡そ自由人と呼ばれる方々にあっては受け入れられないものばかりです。

その見返りといえば、月々の定められた収入、何処かに隷属しているという安心感、定年後の安定した年金生活、といったところでしょうか。

私が辿って来た道というのは、社会人として見れば、笑われるくらい滑稽なものです。会社は幾つ変わったかわかりませんし、いまだって逡巡しています。

ですがそれは会社を人生のテーマとして受け止めている人間からみた視点で、私はそこに重きを置いていないのです。私が重きを置いているのは、自分の内側から滲み出て来る激情みたいなものを、最後まで守り抜きたい、というものです（書いててすこし脇汗が滲んでしまいました）。

そこに重きを置いていると、自ずとこの労働型社会では蔑まれ、小馬鹿にされます。私もその道を辿りました。

ですが最後に、そういった安定志向の人たちが、想像もしていないかたちで、一発大逆転するチャンスもあると思うのです。それがなにかはわかりません。

会社という組織に所属していなくても、そういうチャンスというのは、人生の節目節目で必ず訪れると思います。その瞬間こそが、私が報われたと感じる瞬間かも知れません。