世のなかはこんなものなんだ
タレントのryuchellさんが亡くなった一件で、SNSの匿名での発信がどうのとか、芸能人が、私もこんな目にとか、そういう報道が溢れています。
もうすべてがウンザリです。
SNSの匿名性の問題は、前の木村花さんの時にも散々議論されました。それですこしは改善したのではないか?と思います。またryuchellさんがどんな誹謗中傷を受けていたのかは知りませんが、芸能人はやはりそういうものを避けて通ることは出来ないということを踏まえた上で、自衛策(SNSは見ない、ネットで自分のことを検索しない)を取るのが最善かと思います。
また、自分も同じだったと声を上げている芸能人、ryuchellさんが亡くなった後で、”クソみたいなヤツらのためにそんな選択して”、なんて言ったって本人には届きません。それどころか、自分も消えたいと思った、などと言って、自分の美談に仕立て上げようとしている。何をかいわんやです。
本当にSNSが諸悪の根源なら、もうこういうものを廃絶しようという運動に発展させるべきです。ですが事が起こった時にだけ、もう二度とこういうことのないよう、などと何処にも辿り着かない所見を述べる。
世のなかは、こんなものなんだという割り切りが必要だと思います。
すくなくとも、ネットの声をまともに受け止めるなんていうのは、世間ズレしていないにも程があります。2ちゃんねるの時代から、『便所の落書き』と言われていたじゃないですか。こんなとこに書き込むような人間はみんなクズと思っていればいいのです。クズがまたクソ溜めからなにか騒いでいるよ、ぐらいに思っていれば、腹も立ちません。
そもそも世間になんらかの希望を抱いている時点で甘ちゃん過ぎます。
私が辿って来た道のりから学んだことは、『人間なんて、大抵がロクでもない奴なんだ』、ということです。
そう思っていれば、絶対にとまでは言いませんが、人の言動に惑わされることはないです。