会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

お金より大切なもの

こんにちは。


お金より大切なもの、なんていうと、如何にも成金主義を批判する聖人君子のように受け取られるかも知れませんが、本当にそれはあるのです。


それは、歳を取って来ると、自ずとわかることと思います。


壮年と呼ばれる時期までは、みんなお金のことで頭がいっぱいになっていると思います。お金さえあれば、なんでも手に入る。それはある意味では事実です。


でもそれだけではない。それは身体が衰えて来るとわかります。


身体の衰えと共に、身に染みてわかること、それは健康がなによりということです。


ありきたりな事実ですが、そのことを実感することが多くなります。


私には子供がいませんが、恐らく親になると、子供の成長がなにより大切なものになって来ます。それは、自分が年老いて来るということに対して、子供の成長がそれに打ち勝ってくれるからです。


自分のDNAが、子供に確実に受け継がれ、自分の生を引き継いでくれる、そういう実感が沸いて来るでしょう、実はそれこそが、生命の最大の目的のひとつです。


この目的に突き動かされている瞬間が、生命の快楽に直結するのです。


その生活基盤は、もちろんお金がないと成り立ちません。ですのである程度はお金というものに振り回されるのはしょうがないと思います。また若い頃はある程度の享楽に興じるため、お金をなにより重視することもあるでしょう。


ですが歳を取っても、まだお金がいちばん大事、なんて思っている人間は、リアルでヤバイです。


その人たちは、人間としていちばん大事なものを理解しないでここまで来てしまった人たち、と言わざるを得ません。


そうして最後の最後までお金に執着し、いよいよ最期の瞬間が来るまで肌身離さずお金を抱え込みます。


ですがその瞬間に、気付く筈です。こんなもの、なんの足しにもなりゃしない、と。


それに如何に早く気付くことが出来るか。その覚醒の瞬間が残りの人生を豊かに過ごせるか過ごせないかの分かれ目、になると思います。

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