会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

若さなんて要らない

こんにちは。


ひと昔前に、ドモホルンリンクルだのちふれだの、御婦人の方が使う化粧品が盛んに宣伝されていましたね。


その宣伝の仕方が、年配のご婦人の前方から女優ライトをこれでもかというぐらいに当てて、この方の年齢はいったい幾つでしょう?みたいな問い掛けをしていました。


肌の張り具合から見ると40歳後半かな?なんて思わせて、実は70歳なんです!と驚かせるような造りでした。それは凄い、どう見ても40代にしか見えない!!


・・・という感じで、盛んにやっていましたね。私としてはどうでもいいんですが。


なんで世の女性、または男性の一部は、年齢よりも若く見えることを求めるんでしょうか?


私は『年齢相応』というのがいちばんだと思います。また、歳を取りたくない、なんて人もいますね。ずっと若いままでいたい、永遠の若さが欲しい、なんて無茶なことを言い出す人もいます。


私は、30を越えたあたりから、早く歳を取りたい、という思いで一杯でした。歳を取れば、様々な欲望(性欲、物欲)から解放されるからです。また、会社に付き物の人間関係からも解放される(これがいちばん大きいかも知れません)。


そのためには、早く歳を取ること。とにかく時間が過ぎるのを待つこと。それが自分にとっての願いでした。


また、私は年齢相応ではない人物から、とあるダメージを受け、それを未だに引き摺っています。だからそういうタイプの人には、自ずと警戒してしまいます。またなにか取り返しの付かないことをされるんじゃないか、という疑念が消えないのです。


年齢相応に歳を取って、年齢相応の容姿になって、年齢相応に枯れていく、これこそが健全な姿です。


若さというのは、無遠慮で、いい気なもので、厚かましいものです。あの頃に戻りたいなんて、これっぽっちも思いません。

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