会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

労働中枢に立ち向かうには・③

こんにちは、curiosです。


いままで『労働中枢』というものの存在と、それがどのように作られてきたか、ということを語りました。


そしてどう対応すればいいか、ということですが、実はまだ明確な対処法は私にもわかりません。


2回にもわけて期待感を煽ってしまい、スミマセンm(__)m


ですがヒントのようなものはあります。


『労働中枢』というのはひとつのエンジンです。農耕時代から続いた反復するという作業を、ひたすら続けることで、原動力を得ることが出来る。


そしてそれによって、妙な安心感を手に入れることが出来る。そしてそれをやめた時、言いようのない不安感に襲われる。


だったら、別のものに反復作業を置き換えてしまえばいいのです。身近なところで言えば、生きる、という行為そのものに、置き換えてしまうのです。


朝、起きる。朝食を食べる。片付けをして、簡単な運動をする。そして昼になり、昼食を食べる。午後からは買い物に行ったり、家事をやったりする。そして夜は夕食を食べ、風呂に入り、寝る前に本を読む。そして就寝する。


・・おい、舐めてんのか?と捉える方もいるでしょう。ですがこれこそが日常のなかの反復作業です。


また大事なのは、これらを『規則正しくやる』ということです。朝、いつまでも寝ていたり、食事を抜かしたり、家事をおろそかにしたり、今日はお風呂入らなくてもいいや、と抜かしてしまったり、そういうことはしないで、ひとつひとつの行為を意識して規則正しくこなす。


そうやって規則正しくこなしていくと、生活にリズム感が生まれます。また雑念のようなものも無くなっていく。また新鮮な発見というものもあるでしょう。日常生活は会社生活と比べ、単調でつまらない、という方もおられると思いますが、決してそんなことはない。


また、この習慣が農耕民族の名残りだ、というのであれば、農作業をしてみるのも手です。家の庭に簡単な畑を作り、四季に応じた野菜を作る。手入れをして、収穫まで面倒をみる。


そうすると、恐らく仕事を失うということに対する恐怖心が軽減される。仕事を失ってボケるという人は、仕事以外にそういう反復作業を持っていない人が多いと思います。だから仕事を失った後の喪失感がもの凄い。その落差をいまのうちに埋めておくのです。


きっと、いまの仕事を辞めるという時にも、この『労働中枢』は顔を覗かせて、いわれのない不安感を煽ることと思います。ですがその時こそがまさに『労働中枢』の作用というものを研究するいい機会になると思います。いままで漠然と抱いていた『労働中枢』というものに対する対処法、この時にこそ確立させたい、と思っています。

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