会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

人生の目標を『氏なない』ということに置く・2

(~続き)
そしていまは療養中で、傷病手当というもので生活しています。


これから先を考えるときもありますが、とにかく『死なない』ということに重点を置くことにしました。


するとどうでしょう?あれほど頭のなかにあったネガティブな感情が、消えて無くなることに気付いたのです。


いまの日本で、人生の目標を『死なない』ということに置くのは、驚くほど簡単です。ここまで働いて来さえすれば、年金の受給だってそれなりになるし、まあ蓄えだってあるでしょう。仮に底を尽いたって、セーフティネットに頼ればいいだけです。セーフティネットに頼る前にも、やれることは幾らだってある。


例えば大都市圏などでよく見られるドヤ街。あそこに行ったっていいわけです。有り金を全部持って行けば取り敢えずの宿は確保出来るでしょう。そして食事は炊き出しだってある。たまにはお酒を飲んだっていい。ああいう所の自動販売機には、賞味期限切れのストロングゼロが100円くらいで売っている。2本飲んでも200円、夢のようです。


私は住宅ローンでいまの家を買いました。田舎なので結構庭も広いです。そして庭の木を伐採した枯れ枝があるので、それで焚き火をしたりしています。それだけで充分楽しいです。これは負け惜しみではありません。


つまり、先のことを無理に考えようとするより、『死なない』ということを目標に生きれば、いまの日本というのは恐ろしく恵まれているわけです。


『死なない』ために環境を変えたっていい、虐待を受けているなら逃げていい、ブラック企業なら辞めたっていい、とにかく目標を、『死なない』ということに置くのです。


そして、『死』という選択を選ばなかった自分を褒めてあげましょう。あんなにも有名だった芸能人でさえ最終的に『死』を選んでしまうのです。それから思えば、なんの名声もない自分が『死なずに』生きている、というのは素晴らしいことだと思います。


以前の私のように、無駄な強迫観念に襲われて人生に絶望してしまう人がいたとしたら、この言葉を思い出して貰いたいと思います。


~人生の目標を『死なない』ということに置けば、生きて行くのは驚くほど簡単である~

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